非常勤講師以外の収入を考える

 前ページで書いたように、非常勤講師の仕事は私の能力や適性にあっていると思われますので、これをメインに考えるとしても、残念ながらそれだけでは赤字が続きます。

 しかし、子育てとフルタイム勤務を両立させようとすると、自分の体力を削らなくてはならず、もともと体力に自信があったわけでもないので、これ以上通常の仕事を増やすわけにはいきません。

 そこで非常勤の授業と家事労働の時間を除いた余った時間に何か出来ることはないか、という事になります。(いわゆる副業です)

 すでに書いたと思いますが、生産的な労働として、家庭菜園は、その手段の一つです。ここでの労働は直接作物の収穫に繋がり、スーパーでの買い物を節約できると考えています。

 さてそれ以外に考えた仕事、それも教育関係以外で現金を得る方法は何か、といろいろ考え、思いついたことをメモしてきました。中には荒唐無稽、およそ実現不可能なことも含まれていますが、いくつかここに公開します。

 先ず高齢化社会において何か出来ることはないかと考え、いわゆる福祉タクシーを考えつきました。高齢者や障害のある方に対して、病院への送迎や日常の買い物のお手伝いなんかです。

 いろいろ調べてみると、2種免許さえ取得できれば実現は可能です。ただし顧客が見つかるかどうか、仕事が希望に乗るまで時間が必要だなと感じました。

 また福祉車両の調達費用や回収費用も考えると、どうもすぐにとっかかれるものではなさそうだ、という気がして、今はそのままになっています。

 さらにどうせ2種免許をとるならタクシー運転手はどうか、とも考えました。求人は結構多いようです。しかし裏を返せば、求人が多い職種はそれだけ気苦労が絶えないハードな職種だと言えます。

 免許が取れたからすぐに運転手、というわけにもいかないでしょう。この辺で気がついたことは、現在は60歳ちょっと前ですが、いずれは60歳を越え、体力はさらに衰え、体力を消耗するような仕事はそうそうできない、ということです。

 一方、これからどのくらい先まで生きていくの分かりませんので、蓄えが尽きる前に年金+αのお金を何とかしないと、精神的にゆとりができません。

 つまりこの先ある程度長い期間、細々とでもいいので続けられる仕事または収入を見つけなければいけないのか、という気になってきました。

 とすると、ある程度趣味と実益を兼ねたプランはどうか、とも考えました。私は音楽が好きなので、楽器演奏で食べられるかとも考えましたが、プロの領域までは到底及ばず、これはやはり趣味の範囲です。

 旅行はどうかと考えました。私が好きなのは「ハワイ旅行」で、これまでに20回近く行っています。これを生かす方法はないかと考えました。

 さらに内職はどうかとも考えました。しかしその昔私の母親が少しやっていたことを思い出し、歩合制の単純作業というのは私には向かないのではと思えてしまいます。ただパソコンを使った内職、いわゆるSOHOというものには注目しています。

 最近は自分で撮影した写真を販売するという仕事?がネット上で行われています。写真は嫌いではないのでどうかなとも考え、登録はしましたが、販売できそうな写真を撮影するには、やはりそれなりの勉強と努力が必要だろうな、というのが、アップされている写真を見た感想です。

 写真の販売もそうですが、自宅でできる仕事またはお金を稼ぐという行為に直結しているのは、やはり株式投資や投資信託、FXといったものです。

 株については少しばかりミニ株投資の経験があるのですが、自分自身の感情が邪魔をして、なかなか儲けは出ません。もっともこれからは投資への時間はとれるので、もう少し違った感覚で行うことが出来るのかもしれません。

 しかしなけなしの資産を株式投資につぎ込み、さらに減ってしまったら間違いなく生活破綻です。その意味では、こういった投資は、これからは出来れば避けたいなと思います。

 そうやって悩みに悩み、図書館やネットで副業等について調べ、結果的に試み始めたのがオークションといわゆるアフィリエイトというものです。

 ちなみにこの二つは2014年1月の現在も続けています。また年金を補完するだけの成果も上がりつつあります。その辺りの内容は第12章資産の管理運用のページで少しまとめてありますが、この後時間のあるときもう少し詳しくまとめていきたいと思います。


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