退職時に心配だったこと

早期退職を決断する頃心配だったこと(2013.2.5)

 昨日は早期退職せざるを得ない理由について考察しました。個々人の年齢や立場、環境によって理由は様々なものになるわけですが、私自身が自分の体調を考えて、「早期退職せざるを得ないな」と思ったとき、その先の60歳までの3年間を過ごすにあたって不安だったことがいくつかあります。

 それを具体的に書くと

@ 実際の生活による出費がシミュレーションに近い状態になるかどうか

 一応家計簿をもとにその後の生活費と税金等の目安を計算していましたが、フルタイム時とは基本的に生活形態が変わりますので、それまでと同じような出費になるかどうかが不安でした。

 実際にやってみての感想は、基本的な生活費の出費は、フルタイム時とほとんど変わらず、むしろ交通費等が減りました。一方電気料金は自宅にいる時間が増えたため若干上昇。その分電気器具の節約で相殺しました。

 早期退職直後は、昼食は外食ですますことが多く、フルタイム時より昼食料金が上がりました。現在は自宅で自炊というのが定着しつつあります。


A  子どもの教育費を捻出できるか(私大、自宅外通学も含めて)

 先ず私が早期退職をしたと同時に、息子は私立高校に入学しました。息子自体がこの学校に行きたいという希望だったので、お金のことにはあえて目をつぶって決断。

 結果的にここ3年間の家計簿を振り返ると、授業料や教材費として月5万円程度の出費が必要でした。ただたまたま民主党政権が高校授業料無償化政策を打ち出し、また父子家庭支援金がそれに加算されたため、実質的な負担は3万円ぐらいになったので、これはずいぶん助かりました。

 息子は2012年現在高校3年で、今まさに大学の一般受験の真っ最中ですが、幸運にも合格できれば、私立の理系を考えているようです。

 しかしそうなると、今後4年間で学費は600〜700万。さらに通学やその他の諸経費で100万ぐらいかかるのではと予想しているので、目下のところこれが今後予想される出費額で最も大きなものになっています。

 ただしこれも早期退職前のシミュレーションで、ある程度予想していました。具体的には退職金で充当するという考えです。ちなみに何回か書いていますが、住宅ローンについては、退職金の一部で完済し、その負担はなくなっています。


B 予想外の出費がどのくらいあるか(税金、国民健康保険料、国民年金保険料等)

 これにつてはまったく分かりませんでした。先ず退職翌年の住民税は、算出根拠がフルタイム時の年収を基本とするので、何十万という大きな金額になっていたのでびっくりです。(フルタイム時はそれを12回の給料プラスボーナスで支払っていたわけです)

 また退職の翌年は共済の保険を継続しましたので、これも地方税とほぼ同額となり、両者合わせて100万円近くが請求され、これは辛いなと感じたことを覚えています。

 ただ国民年金については退職年度の特例制度のようなものがあり、納付義務がなくなりましたので(その分受給額は減少)家計の収支としては助かりました。


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