退職後の生活実態

 早期退職後、多少なりとも時間に余裕が出来たので、家事に割ける時間も増えました。現在の生活サイクルですが、週に3日非常勤講師をしていて、それ以外の4日間は、時間割変更ない限り仕事はありません。つまり休みです。

 この休みの日に何をしているかまとめます。先ず起床は6時前後。自然に目が覚めます。着替えた後はすぐに朝食の準備。場合によっては息子の弁当を作ります。当初は30分以上かかっていた弁当作りも、最近は20分ぐらいで出来ます。

 6時半に息子を起こします。どうやら息子は私と違って低血圧のようで、朝が弱いみたいです。でも単に成長期なので眠いだけかもしれません。

 息子と一緒に朝食をとり、送り出します。すでに7時半近くです。その後食器洗いが15分ぐらい。さらに曜日を確認してゴミ出しです。ゴミをまとめてゴミ置き場へ搬入。

 最近はカラスが待ちかまえているので、食材を余らせたときは梱包を厳重にしています。日によりますが、続いて洗濯。洗濯は全自動なので、待ち時間が30分前後。その後は干すのに15分。

 気がつくと8時を回っています。NHKの朝の連続ドラマはこの時間を狙って放映しているんだなということが、よく分かりました。ただし私は興味がないので見ません。

 8時半から教材研究。教職について30年以上経ちますが、やはり進度や生徒の実力によって授業の内容は変わりますので、授業ノートは毎年作り替えています。

 その時によりますが、これ以外に実験プリントの整理とかをやっていると、あっと言う間に午前中が終了です。教材研究等があまり必要ないときは、ブログを書いたりホームページを作ったりです。

 いずれにせよ11時半ぐらいから買い物に行きます。これが往復の時間を入れると正味1時間ぐらい。ついでにちょっと本屋さんや図書館に寄ったりしていると、すぐに午後2時。もちろん自宅で昼食をとることもあります。その場合は1時ぐらいから買い物です。

 いずれにしても帰ってくると2時頃なので、天気が良いときは家庭菜園の世話やウォーキング、読書等で1時間。さらにブログなんかを書いたりしているとすぐに5時になってしまいます。

 そこからは夕食の準備。ご飯を炊いて、夕食のメニューを考え、それに添った調理をします。適当なおかずなら30分ぐらい。真面目に作ると1時間ぐらいかかります。


 息子が帰ってくるので一緒に夕食。息子が遅い場合は一人で一杯飲みながら夕食。気がつくと7時を過ぎています。ちょっとばかしネットで遊んだりしていると9時。風呂の準備をして入浴。その後は本を読んだり、趣味のギターを弾いてみたり。

  それやこれやで1日が終了。ストレスがあまりないのでストレス解消のためにどこかへ行こうという気にもならず、平々凡々たる毎日が過ぎていきます。

 こう考えると、1日の内の数時間は家事労働ということになります。フルタイムで働いていたときは、これを帰宅後の数時間か土日にこなしていたわけですから、自分の時間はほとんどないに等しい状態でした。

 父子家庭や母子家庭の場合、自分一人ならともかく、子育てと仕事と家事の三者をすべて成立させるためには、自分自身がリラックスする時間はほとんどないと言えます。そのような事情が、政治や法律面でもう少し考慮されていたらなとつくづく思います。


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