何も考えていない人が、やはり3分の1

「みんなの介護」のアンケートページを見て(2016.1.15)

 昨日に続いて、今日も「みんなの介護」というサイトのアンケートページを見ています。

 今日注目したのは、50代の方への質問で定年を過ぎても仕事を継続する予定か、というものです。私は早期退職をしたものの、60歳以降も仕事があれば数年は働くつもりでした。

 アンケートの結果は継続雇用でする予定が31%、分からないが28%、仕事はしないが19%、転職で仕事が13%です。大まかなビジョンが決まっている人はともかく、分からない、考えたことがないという人を合わせると35%になります。

 お気楽とも言えそうですが、今のように今後ますます高齢者に厳しい社会が予想できる現実を見ると、「わからない」では済まされないような問題だと思います。

 次が全世代を対象として、老後の生活・介護に政策として充実させてほしいことです。これは複数回答可となっています。

 最も多かったのは介護職員の待遇改善。みなさんちゃんと分かっている。分かっていないというか、分かっていてもない袖は振れないと居直っているのが政治家であるような気がします。

 次が介護人材の確保。私も上記を含めてこの二項目を選択しました。そして年金等の所得保障の充実。いっぱいあるときは勝手に使い込んで、なくなると受給年齢繰り下げというのではあまりに理不尽だなと私は感じています。

 以下介護と仕事の両立支援、介護施設の数の確保といった項目が並んでいます。

 次は50代の人への質問。自分の年金額を把握しているかというものです。私は早期退職が迫る前から計算していました。これは場合分けが難しいのですが、ある程度できている、しっかりできているが全体の40%ぐらい。

 ほとんどできていない、わからないが31%だそうで、これにはかなり私はびっくりしました。家庭的に恵まれているのか、どうにかなると高をくくっているのか、調べるのが面倒なのか、理由は不明ですが、自分の将来についてあまりに無関心であるような気もします。

 結局昨日も感じましたが、どんな場合にも答えは少なからず正規分布をすると思うので、将来について何のビジョンもない、考えようともしていないし準備もしていない人が少なからずいることは間違いないようですが、その数が多すぎるように思います。

 あまりに無頓着で、きっと政治が何とかしてくれるという甘えがあるようにも感じられますが、厳しすぎる見方でしょうか?


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