ファイナンシャルプランナーの知識は
実生活に役立ちます

2017.2.7

 ファイナンシャルプランナー3級の勉強を始めて10日ほどが経過。この間忙しくて1日だけ抜けましたが、それ以外の日は毎晩夕食後、寝るまで1時間ほど時間を見つけて、買い込んだテキストをまとめています。

 だいたい1回に10ページ前後進むのですが、昨日までで142ページまで来ました。ただやっている内容は、単に重要と思われる語句を別の大学ノートにまとめているだけですから、本当に勉強になっているのかどうか不明です。

 しかもやればやるほど最初の頃にやった内容は忘れているような気もします。これは昔懐かしい受験勉強と同じだなと思いつつ、とりあえず一通りまとめてみようと思っています。

 まとめ終わったら、今度は問題集でしょうか。併用しながらやってもいいのですが、一歩一歩ステップアップを図りたいなと思っています。

 しかし分かりにくい専門用語が多い。生まれて初めて聞くような言葉や、聞いたことはあっても自分には関係ないだろうと気にしてこなかった語句等がやたら出てきます。

 その業界にいた人はすぐに分かるのだと思いますが、全くの門外漢には辛いなと思えます。ただそういった語句の意味や内容を知るという事は、老後の生活に結構役立つなと思えることも確かです。

 今は保険の勉強をしています。ライフプランや年金の話は割と分かり易かったのですが、保険は厳しい。しかも勉強してみると20代、30代ぐらいで知っておいた方が良い知識が多いなと感じます。

 さらに年金や貯蓄について言えば、就職する前に知っておいた方が良いと思われることが多いです。しかし現状の教育システムでは、そういったことを教える時間も先生もいないように思えます。

 特に保険については、社会に出て何か大きな損害を受ける前に、必要に応じて自分で保険をかけておくべなのに、現状は保険屋さんのおばちゃんの勧誘を受けて加入という事が多いように思います。

 実際問題、ある程度の年齢になって保険の必要性を感じ、保険屋さんの勧誘の言葉をそのまま信じて言われるままに加入し、気が付いたら月々に引き落とされる保険金の額が生活費を圧迫するという家庭は多いようです。

 よくマネー雑誌等で現状の家計と将来の資金計画を相談している事例が紹介されていますが、この時のアドバイスで一番多いのが、無駄を削るというものです。

 当然ながら、ギャンブル等の浪費や遊興費が多すぎる場合は、それらを最初に削らないといけないわけですが、その次のターゲットになるのが保険になるようです。

 何億円という生命保険をかけて、その掛け金を支払うために日々の食べ物を節約するのでは本末転倒。基本的には必要なものをきちんと購入し、余剰資金で保険や貯蓄を行うというのが王道だと思います。

 てなことを考えながら保険のあり方を見ていますが、私自身は逆に目先の掛け金の支払いをもったいなく感じて、61歳以降に医療保険に入らなかったため、今回の鼠蹊部ヘルニアやクモ膜下出血という病気では多額の出費を強いられました。

 これらは病気だけでなく火災保険や地震保険にも通じるものがあるわけですが、万が一の場合の備えとしては、やはり最低限の保険はあったほうが良いです。

 ただし保険に入らなければ保険料は浮きますので、その分貯蓄に回すことができます。何もなければそれで貯蓄が増えます。私の場合はこれまでそういった方針でやってきました。

 しかしこれは何もなければという事が前提になっていて、かなり危険な賭けなんだなという事がようやく分かってきました。そういったことを、社会に出る前にどこかで教えてくれるシステムがあると良いなと思っています。

 ちなみにその意味でファイナンシャルプランナーの存在意義があるのかもしれません。合格は出来ないかもしれませんが、知識として知っておくべきことは多そうです。 


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