眼鏡を新調

2017.3.27

 4月が近づいたとは思えない寒さで、灯油を追加購入すべきかどうか悩んでいます。もちろん買って備蓄しておけばいいわけですが、ファンヒーターの説明書によれば古くなった灯油は使用しないようにという但し書きが記されています。

 毎年この時期になると、新しく灯油を買おうか我慢するか、うまく使いきれるかという部分で悩むのですが、今年は特に昨日から急に冷えが戻ってきた感じで悩ましいです。

 そんな中今日は近所のショッピングモールへ行き、メガネを新調しました。私は今から50年前の中学時代に仮性近視となり、以来眼鏡をかけ続けています。

 最初は近視だけでしたが、やがて乱視も入るようになり、コンピューターによる作業をするころからさらに度が進みました。視力表の一番上の一番大きな字がメガネなしでは読めません。

 視力検査では恥ずかしい思いをしましたが、高校を卒業する頃には、そういった級友が注視する中での視力検査もなくなり、一方でなんか悪いことをして目が悪くなったわけではないので、ハンデを感じる必要はないのではと居直る気持ちも生まれました。

 その後は徐々に度が進み、事あるごとに眼鏡を作り変え、たぶんこれまで使ったメガネは20本(という数え方でいいのかよく分かりませんが)ぐらい?

 40代に入って、ようやく視力の衰えも一段落したなと感じていましたが、50代に入って今度は老眼。要するに近視と乱視と老眼が複雑に混じった目玉になってしまったようです。

 というわけで、ここのところどうも遠くが見にくいなと思っていたので、試しに視力を調べると0.6ぐらいしかありません。これでは夜間の車の運転が危険だなと思い、今日は近所のショッピングモールへ。

 昔は数万もしたメガネですが、ネットで調べたら1万円以下で作れることがわかりました。中でも安いということで評判の良い「JINS」という店が近所にあることが分かったので、今日行ってきました。

 お姉さんに検眼をお願いして「1.0ぐらいになるとありがたいのですが」と伝えて測定。10〜15分ほどいくつかのレンズを組み合合わせて、出来上がったものを仮のメガネに入れて周りを見ると、急に視野が明るくなり文字もはっきりしました。

 実際にかけ始めると若干不満も出るだろうなと思ったものの、割とよく見えていたのでその場で購入を決断。最近のメガネの購入システムは、基本的にフレームを選ぶとそれが基本料金になるようです。

 昔はフレーム代+レンズ代というのが請求されて、安くても3万円ぐらいした記憶があります。「どうしてこんなに高いんだろう」と実に不思議でした。

 JINZの場合は展示されているフレームに値段が出ていて、それで良ければそれ以上に価格の上乗せはないみたいす。しかも価格を見ると最安値が5000円となっていて、私は迷わず5000円の中から選択。

 「これでお願いします」と選んだものを渡すと、なんと「30分でできます」とのことでこれもびっくり。以前は注文してレンズを削ってフレームに入れてという過程があったと思いましたが、アマゾンの通販と同様、その場ですぐにできるということのようです。

 というわけで、モール内で30分ほど時間をつぶし、再び行ってみるとその場でフレームの形を微調整し終了。あっけないほど簡単で料金が消費税込み5400円。安いです。

 一部のメガネ屋さんでは相変わらず数万もする眼鏡を販売しているようですが、JINSやZOffといったメーカーはかなり安い。眼鏡市場にも行ってみましたが、こちらは少し値段が高くなり、店員さんの対応もなぜか私には冷たく感じられました。

 しかしメガネのフレームごときで5000円から数万円の差が出るなんてどうも私には信じられません。今の工業技術なら、どんなフレームでも1本数千円でできてしまうのではという気もします。

 ということはメガネ屋さんの儲けがどんどん少なくなっているということでしょうか?もしかするとフレームやレンズの原価率も下がっているのかなという気もします。

 それに加えて例によって少子高齢化ですから、利用者数そのものも今後は減少する可能性があります。結局、安く、早く、サービスの良い店が生き残るということで、客側としてはありがたい世の中になりました。


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