病気の不安と暴落の不安

2018.1.29

 新たな1週間が始まりました。昔は月曜の朝は、「また仕事かあ」という若干憂鬱な気分でした。しかし、くも膜下出血を経験してから、夜寝るときに「もしかしたら夜半にまた再発するのでは」という不安が毎晩頭をよぎるようになりました。

 というわけでストレッチを行い、食事に注意して、入浴時の気温差に注意して生活しているわけですが、脳卒中や脳梗塞、クモ膜下出血は健康な人でも突然起きることがあり、場合によってはそのままこの世とさようならということになりますので、朝起きると「はあ〜昨晩も何事もなく目が覚めたか」とほっとする毎日です。

 小室哲哉さんが看護師との不倫疑惑でつい先日引退をしましたが、そのきっかけは奥さんがクモ膜下出血を患い、その介護が必要だったとのことで、介護に疲れ切った側面もあるようでなんだか悲しいなあと思っています。

 介護というのはする方もされる方も過酷ですね。私は妻が2年間別の病気で闘病生活を送り、その間フルタイムの仕事と中学生になったばかりの息子の世話、そして病院へのお見舞いを行っていましたが、その辛さは基本的に誰も本当には理解してくれません

 その上妻の病状が重くなったりするたびに、精神的に落ち込みましたが、本人の前でそれを見せるわけにもいかず、「孤独だな」と強く感じました。

 そんな生活を2年続けて、最後に妻が軽快という結果ならよかったのですが、実際には最悪の結果となりました。その頃、息子がいたので、何とか頑張らないとという思いが支えになりましたが、もしいなければ本格的なうつを発症していたと思います。

 それでも疲れがたまっていたのか妻がいなくなって1年後についに私自身が自律神経失調症症状を示すようになり、「これでは今後まともな生活ができず息子に負担が行く」と思ったので早期退職を決断したという経緯があります。

 幸いに何回も書いているように早期退職前にその後の家計のシミュレーションを何回も行い節約生活をすればなんとかなりそうだ、という手ごたえがあったことも決断するのに大きな条件となりました。

 ところが一昨年、鼠径部ヘルニアやクモ膜下出血を発症しましたので、「これはいつ何があってもおかしくないな」という観点で自分の人生を見つめるようになっています。

 そういうわけで朝は、「はア〜無事に一夜が過ぎたか」と思いつつ起きるわけで、今日もそう思いつつ起床。いつものようにストレッチをして、朝食は昨晩作った手作りカレーの残り。

 初めて市販のルーを使わずに作ってみましたが、結論から言うとやはり市販のルーの方が味のバランスが良いようです。食後にリンゴを食べて、先ずは株式のチェック。

 「今日は下がるのでは」という予感があったのですが、決算発表の時期が近づいたのか、日経平均は上昇。私の持ち株も全体として1%ほど上昇。

 そのまま待っていればさらに上昇しそうだなとは思いましたが、5〜10%上昇したら売却という条件を自分に課していますので、結局1/16に2043円で買った3134Hameeを売却しようと決断。

 2150円で指値をしたら10分ほどで成立。1万円ちょっとの利益ですが、これで先日損切りをした4188三菱ケミカルの損失を穴埋めできました。

 その後いつものように旅行ブログを更新し、昼食はまたしてもカレーの残り。食後にちょっと高級なスーパーに行き、今日の夕飯のおかずを物色。

 今日はニラ玉と麻婆豆腐にしようかなと思い、材料を購入。しかしニラ1束が250円もしました。ついでに出来合いのシューマイと、いずれ作りたいと思っていたジャーマンポテト用のジャガイモとチーズを購入。

 帰宅して再度株式を確認して、Hameeが売れたことを確認。その他の銘柄も順調な値上がりで、家計的には明るい環境になってきたなと感じています。

 ただ仮想通貨の件もあるので上昇を楽しみながら油断はできないぞと自分を戒めています。いわゆる雪山登山で雪庇の上を歩くときの心境に似ているかもしれません。

 いつ足元が崩れて大きな痛手を被るのか、という不安です。とはいうものの病気の不安に比べるとその不安は桁違いに軽いです。なんといっても暴落しても命までは失わないという居直りみたいなものも感じています。(そのためにも投資は余裕資金でという原則を守っています)


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