自動車免許返納で生じる不便

2019.4.29

 
10連休という破格のゴールデンウイークが始まりましたが、土日月3日間の天気は今一つのような気もします。我が家の近くには関越道が走っていて、普段は結構使う機会も多いです。

 また北風が吹くと、車の騒音が少し聞こえてくるので、「あ〜今日は混んでいるな」ということが良く分かります。しかし今日は朝から北風っぽいのにほとんど騒音が聞こえてきません。

 そう思ってネットで渋滞情報を見ると、下り線は所沢ICあたりから東松山ICあたりまで渋滞が続いているようで、要するにほとんど動かないので騒音が少ないということのようです。

 「渋滞でイライラして事故等が起こらなければいいがな」と思っていますが、ここの所、私も含めた高齢者の運転への不安に関する報道も増えています。

 私は60代半ばをようやく過ぎたところなので、認知症の症状が出ない限り、もう少し運転を続けてもいいのかなと今は思っていますが、自分でも交差点での咄嗟の判断が以前より遅くなったなということは少し感じています。

 咄嗟の判断というのは、実際その場になってみないと分からないことも多いのですが、「あっ危ない!」と思ったとき、普通はブレーキペダルに瞬時に足が向かいます。しかし、まったく予想外のことが起きるとその判断が遅れるような気がします。

 ちなみに先日利用したタクシーの運転手さんも言っていましたが、T字路の止まれで止まって、その後安全を確認し、ちょっと顔出してもう1回確認。

 ところがこの時左側から右側通行をしてくる自転車がいる時があって、「本当に怖い」と言っていました。これは予想外の出来事で、当然ブレーキとなるわけですが、その判断時にびっくりしてうっかりアクセルを踏んでしまうこともありそうです。

 というわけで、私は早期退職をするときも、その5年ぐらい前から退職後の生活をいろいろ想定していましたので、免許返納を行うなら、そろそろ考える時期だなと思っています。

 で、最初に考えたのが、免許返納後のスーパーや医療機関に行く交通手段。先日、改めてグーグルマップで自宅近くのスーパーを確認。

 家のすぐそばに1軒あるのですが、ここはちょっと安いわりに商品の質が悪い気もしています。ただ近所の高齢者の方は皆さん利用していますね。

 その次に近いスーパーは、我が家から1kmちょっと。元気な内なら歩いて行けますが、高齢になって体に不具合が多くなってくると、これは結構厳しいかも。

 じゃあ原付バイクにするかとか、モーター付きの自転車にするかと考えて、思いついたのが電動カート。時々利用している方を見かけますが、車を運転している視点で見ると、いかにも危険そうです。

 しかもちょっと調べたら価格が20万円前後。要介護となると補助も出るみたいですが、単に交通手段として使おうとすると補助は無し。(車よりは安いですが)

 医療機関のほうは、毎日行くわけでもないですから、タクシーを使えば良いような気もします。もしマイカーがなければ、その分の維持費が浮きますから、それでタクシー三昧?できそう。

 しかしたぶんまだ気が付いていない様々な不便が免許返納後に生じそう。これから5年ぐらいかけて、早期退職時と同じように、スムースに免許返納ができるように準備しないといけないなと思っています。
 



令和元年を迎えて


退職後の生活(5)


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