効率的に節電する

 では家庭用のコンセントにつないで使用する電気器具の使用電力とはどこに書いてあるのか。蛍光灯や電球なんかはガラスの表面に印字されています。通常の電気器具は、表から見えない裏側とは、誰も見ないような底の部分に書かれています。

 また購入した当初に付いてくる「取扱説明書」の最後の方に、様々な数値や仕様が載っているページがあります。だいたい使用電力はそのような表の下の方に書かれています。

 取扱説明書を紛失したという場合は、ネットで検索するとすぐに分かります。検索のコツは「メーカ名 型番」です。
 
 なお電気器具によっては、使用電力の単位が(VA)となっているものもありますが、この単位も(w)と同じです。もともと電力(w)は電圧(v)と電流(A)をかけ算した物なので、このような表記をすることがあります。

 また中には定格電流とか使用電流と書かれている電気器具もあります。この場合は家庭用の電圧が100(v)ですので、この電流の値かける100が電力となります。つまり定格電流2(A)と書かれていたら、これは2×100=200(W)が使用電力です。

 で、こうやって家の中の電気器具の使用電力を調べていくと、前ページに書いたように、使用電力が大きいものと小さいのものがありますので、大きいものの利用時間を極力短縮することによって節電を効率的に行えます。

 現在ここまで書いたようなことを意識して節電に努めていますが、実態を報告すると、まだ専業主婦の連れが自宅で1日生活していた頃の使用電力は少ないときで300(kwh)、多いときは(特に冬場で寒いときなど)700(kwh)に達していました。

 その後連れが入院すると、自宅では電気を使う時間が極端に減り、使用量は一気に減り280〜400(kwh)になりました。

 そして私が早期退職。この頃から徹底的に節電を意識。いろいろな対策を講じていたら、3月に東日本大震災が起こり、日本中が節電に努める事態となりました。

 そういった事情もあり、様々な方法で節電を試みた結果、ここ数ヶ月の電力使用量は200〜250(kwh)前後まで減りました。これまでで最も高い電気代は、ものすごく寒かった年の冬場の1ヶ月で700(kwh)利用しました。

 この時の電気料金は約18000円。その後も冬場は10000円から15000円で推移しています。

 一方現在は4700円から5500円に収まっています。ただこれから冬に向かうと暖房等の使用で、この金額は上昇するはずです。それでも月5000円から10000円近い節約になるはずです。

 ではどうやってそのような節電を達成できたのか。次回以降まとめます。


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