家庭菜園の効用(2012.3.21)
ようやく暖かくなってきたので、晴れた日の風が弱い日に家庭菜園の準備を始めています。家庭菜園を作る目的は、先ず第一に「採れたてのおいしい野菜を食べたい」ということです。
これは実際に作ってみないとわかってもらえないのですが、たとえばプランターでもいいので、日用品を売っているスーパーでプランター用の土を500円ぐらいで(これでプランター二つ分ぐらい)購入。これを数百円のプランターに入れ、これまた数百円の種を蒔きます。
材料が揃っていれば30分ぐらいで完成。後は収穫を待つだけ。プランターの場合大きなものは作りにくいので、つまみ菜とか大根葉等が作りやすいです。
私は大根葉が好きなのですが、種を日にちをずらして順番に撒いていけば、ほぼ1年中楽しむことが出来ます。
これを軽く炒めてからあぶらげと共に味噌汁にするのが最高です。「こんなに大根葉っておいしかったのか」と驚愕するはずです。(年齢のせいかもしれませんが)
スーパーで買えば、一袋200円ぐらいでしょうか。プランターの方が高く付くような気もしますが、プランターや土は使い回しが出来ますし、種は一袋に山ほど入っていますので、何回でも作れます。
同様なことを畑でも行っているわけで、とりあえずジャガイモを植えました。ジャガイモは最初の畝作りが大変で重労働ですが、新ジャガのうまさを考えると作らないわけにはいきません。
肥料は鶏糞のみ。たまに台所から出た野菜屑を発酵させたものを加えたりしています。だいたい5kgぐらいの種芋を植えると、収穫後半年ぐらいは食べられます。昨年は作りすぎて、今もまだ昨年のジャガイモを食べています。
収穫は6月ぐらいですが、土を掘ったときコロンと出てくる芋の白さが鮮烈です。素人が作っていますから大きさはバラバラですが、小さいものはジャーマンポテト等で食べています。おいしさはスーパーのものとは全然異なります。
ジャガイモ以外では、先日チンゲンサイの種まきを行い、昨日は農協でサニーレタスと水菜の苗を買ってきて植えました。また庭先のプランターでレタスとブロッコリーの苗作りをしています。苗が育ったら畑へ移植するという段取りです。
暑くなるに従って、除草等いろいろと面倒なことも多いのですが、ともかくとれたて野菜のおいしさを知ってしまうと、なかなかスーパーで野菜を買う気になれません。
そもそも家庭菜園を始めたきっかけは、私自身のアレルギー体質を考えて、農薬等の添加物はなるべく避けようという発想だったのですが、今は自身の健康と節約、そして近所の方とのコミュニケーションの場としての比重が高まっているような気がします。
ちなみに畑は近所の農家の方から1年いくらという口約束で借りているもので、広さは家が1軒建つぐらいの大きさです。