どちらを使えば安くかつ効率がよいのか(2012.2.6)
灯油代が気になったので、いわゆる灯油を使ったファンヒーターとエアコンについて、熱効率と価格を比較するサイトを探してみました。 (本来ならファンヒーターと通常の石油ストーブも比較しなくてはいけないと思うのですが、現在我が家では使用していないので割愛します)
するとやはりいろいろ研究されている方が多いですね。参考になりました。結論から言うと最近のエアコンの性能は著しく向上しているので、単純な発熱量とその電気料金や消費灯油量を比較すると、ファンヒーターより割安になるようです。
その昔灯油は18(L)1000円しなかったと思いますが、いつのまにか2倍ぐらいになっています。その頃は灯油が安く、エアコンの熱効率も今ほど良くなかったと思われるので、一般的にファンヒーターの方が安くて暖かい、というイメージが浸透しているのかなと思います。
しかし今は灯油1缶1500円(2014年の1月はついに1800円を越え2000円に近い値です)でしかも電気を使います。一方のエアコンは技術的な進歩が著しく、どうやらヒートポンプの性能がかなり向上しているようです。
その結果単純に計算すると、エアコンの方が価格あたりの熱量が大きいと言うことになります。では全部屋エアコンにするかということになりますが、ことはそんな単純なものでもなさそうです。
数字的には有利でも、感じる暖かさはファンヒーターの方が明らかに勝っていますし、寒い部屋をすぐに暖かくするのもファンヒーターが有利です。
またエアコンは外気の温度が極端に低いと熱効率もやたら悪くなり、電気料金も上昇します。
一方ファンヒーターは灯油消費量(額)が多く、二酸化炭素を発生しますから、換気にも気を配る必要があります。(湿気は灯油の燃焼により、補充されます)
結局どちらにも一長一短があり、単純に熱量と費用だけを考えるならエアコン有利になりますが、朝起きてすぐに温める必要がある場合とか、足下が寒い、といった場合はファンヒーターが有利なので、両者について比較しているサイトの管理者の結論は、皆さん両者を併用する、ということになっています。
つまり朝一番の冷え込みはファンヒーター、昼間の寒さはエアコン、さらに部屋全体を暖かくするために両者を併用ということです。
なお、節電や節約を意識する場合は、こういった併用の組み合わせをいろいろ考える必要はあると思いますが、基本的には設定温度を下げた方が良いようにも思います。
ちなみに我が家は一軒家ですが、エアコンは20度、ファンヒーターは18度ぐらいの涼しめの設定です。これだと足下がちょっと涼しいのですが、上半身は快適です。
この他電気ストーブなんてのもありますが、これらの使用電力は1000W前後ですので、1時間使用すれば1kwhの消費となります。一ヶ月なら30kwh。
標準家庭の一ヶ月の使用電力は300kwhぐらいだそうですから、この数字はかなり大きいと言わざるを得ません。ましてや2時間、3時間とつけっぱなしにすると、すぐに100kwhぐらいいってしまいそうです。