福袋は安いようで不経済?!

初売りセールが始まります(2014.1.2)

 元旦、2日と埼玉県は穏やかな晴れです。今日から本格的な初売りセールが始まりますので、福袋を求めてあちこちの商店街を巡り歩く人も多いのではないでしょうか?

 私もそういった雰囲気に巻きこまれて、かつては元旦早々から福袋のチラシを選り分けて、行きたい店をピックアップ。さらに営業開始時間をチェックして、最も効率よく回るためにはどのようなコースがよいのかと言うことを真面目に考え、実際その通りに動き回り、いろいろと散財しました。

 まあ目的のものが入っていればいいのですが、中には若干サイズが違っていたり、イメージが違っていたりするものもあり、さらには当面必要のないものまで含まれているとなると、福袋というのはお得なようで、実は非効率的な買い物なんだなと言うことが徐々に分かってきました。

 普段から買い物をしないため、尚更そういったことに疎いと言うのが原因なのかもしれません。

 一方、買った商品にはだいたいきちんと正規の値札が付けられ、9800円の品が5000円の福袋に入っていたりすると、それだけでなんか得したような気になります。

 しかし実際問題、買った商品に付いている値札の信憑性はどの程度あるのかなと言う疑問が常について回ります。と言うのも普段から正規の値札でそのまま売っているようなブランド品を除けば、ほとんどの商品は年末になると20〜50%引きで売られています。

 それだけ値引きをしても利益が出ると言うことですから、だとすると正規の値段は一体何?という疑問を持たざるを得ません。

 それでも現実に正規の値札の値段を合計すると3万を越すようなものが1万円の福袋に入っていたとなれば嬉しいものです。ただし問題はそうやって買ったものをすべてきちんと使うかということだと思っています。

 お得感に満足して、結局1年間クローゼットに仕舞い込んで、また次の年に新たに買い込むと言うことを繰り返しているのでは、という疑問を私は持つようになり、それ以来下着や靴下といった消耗品以外は滅多なことでは買わなくなりました。

 結局1点1点本当に欲しいものを買い、それを長く使うということが大事なのではと思っています。

 ただし最近は、福袋を購入後、互いに必要なものを物々交換して手に入れるという方法もあるみたいで、これだと自分の意に沿わないものが入っていても、さらにお得感が高まるうえに実用的でもあります。

 また買ったものをそのままオークション等で転売するという方法もあるようです。確かに定価9800円のものが5点セットの5000円ぐらいの福袋に入っていれば、その一部を数千円で売却できれば、もしかしたら利益が出るかもしれないなとは思っています。

 しかしそういった方法は、正月のこの時期だけ出来る方法で一過性のものです。短期に数万円の利益を上げることは出来ても、長期的には難しいだろうなあと思っています。

 そんなことをいろいろ考えつつも、やはり正月の買い物は楽しそうに思えます。今日は近所での初詣ついでに、今後どうしても必要になる、車のタイヤ、スニーカー、コンピューターについて見てこようかなとは思っています。


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