75歳以上で医療費負担は2割

2019.9.10
 
  朝6時50分に起きて「暑くなりそうだな」と思いながらリビングへ。朝食はパン。このところちょっとパン食が多くなっています。6枚入りで170円ぐらいの食パンを、1回2枚食べています。

 ということは主食が1回あたり57円ぐらい。これに残り物のおかずを食べれば、朝食代が少し安くなるかもと思ったからですが、パン食にすることによって、マーガリンを買ったりハムを買ったりすることになるので、結局はトータルでごはん食の方が安いかもとも思います。

 まあそんな世知辛いことを考えるより、食べたい物を食べればよいというのが原則だとは思っています。散々我慢して、ある日突然病気になってあとは病院食、ということになったら目も当てられません。

 食べながら新聞を読んでいたら、これはいよいよ大変なことになったと思った記事が出ていました。以前から「そうなりそうだな」とは思っていましたが、どうやら本格的に決まりそう。

 膨張する医療費抑制のため、75歳になってこれまでは医療費が1割負担だったのを、今後は2割負担にするとか。私はここの所何かと体調不安を感じたり、鼠径部ヘルニアの手術をしたり、突然歯が欠けて歯科医院に行ったりしていて、医療費も上昇気味。

 家計簿を見てみると、今年は1か月の平均医療費が8000円ぐらい。もしこの状態で75歳になれば、本来なら医療費は2800円ぐらいに減るはずなのに、2割負担なら5600円になります。

 実質2800円の値上げということになり、これが年間になれば3.36万円。3割負担よりいいじゃないかと考えればまあ我慢できるのかもしれませんが、1か月2800円の差というのは、消費増税で負担増になる金額より大きいのではという気もします。

 ましてや高齢になれば今より医療費は増加することは間違いなさそう。さらにそれに物価上昇が加わり、一方で年金が減額ということになると、これはもう死活問題?

 消費増税は様々な優遇措置が講じられて景気が腰折れしないような対策が取られていますが、高齢者のこの医療費負担増については、マスコミもまだあまり騒いでいません。

 というわけで、老後2000万円問題はもちろん、健康保険の改正(改悪?)動向にも今後気を付けないといけない。何もしなければ、声を上げない高齢者の負担がどんどん増加しそう。

 とはいえ若者から見れば今の高齢者は恵まれていると思われている?実際オレオレ詐欺なんかで、自宅にあった数百万円を振り込んだ、なんていう話を耳にすると、どうしてそんな大金が自宅にあるんだ?と思えることも事実。
 
 それだけ高齢者の資産格差も大きくなっているということでしょうか。ちょっとネットで「高齢者の資産格差」について調べてみたら、総務省の2013年のデータが出てきました。

 それによれば60歳以上の二人以上の世帯で、2000万円以上の資産を保有しているのは全体の30%ぐらい。この領域にいればまずまず老後は安泰?。

 さらに4000万以上の資産を持っている人も18%ぐらいいるみたい。何ともうらやましい話ですが、まあ上を見てもキリがない。

 一方資産が500万円以下の世帯は全体の2割。さらにその半分の1割は200万以下となっています。こういう統計を見てしまうと私自身が2割負担をするのは、3割負担よりは良いので、やむを得ないかなという気にもなります。





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