一戸建てとマンションの違い

固定資産税の税額について(2012.5.9)
 

 自動車税に続いて、今日は固定資産税の通知が来ました。昨年より1万円近く下がっています。下がっているのはありがたいのですが、それだけ土地評価額と家屋の評価額(木造)が下がった証拠だと思っています。

 あらためて通知書を見ると細かい計算式が書かれていて、一つ一つ解読するのは面倒です。間違っていることはないと思いますが、万が一数値が一桁違っていてもまったく気が付かないだろうなあと思います。

 我が家を建築したのは14年前ですから、記憶は薄らいでいるのですが、当時の固定資産税は15万前後だったと思います。それが今は半額以下にまで減っています。

 今後も少しずつ減るとは思いますが、ゼロにはならないと思いますので、やがてある額に近づいて行くのかなと判断しています。

 この家を建てるとき、家を買わずに貯金した場合、マンションを買った場合、一軒家を買った場合、と将来を見越して考えていましたが、当時は物件の価格に目を奪われて、管理維持費と言うことはあまり考えていませんでした。

 あらためて考えてみると、一軒家の場合はこの固定資産税とリフォーム費用が主な出費になりますが、それ以外の駐車場代等は必要ありません。(敷地内に駐車場を作ればの話ですが)

 マンションの場合は、購入後も管理費等が毎月数万円発生し、さらに場合によっては駐車料金も必要です。つまり住宅ローンを払いながら、それにプラスしてこういった費用を払わなくてはいけないということになります。

 一方一軒家は、特に木造の場合は建築後10〜15年で屋根の修繕や外壁塗装等を、すべて自己負担で行わなくてはならず、この費用が150万〜200万ぐらいかかるのではないかと思えます。

 そう考えると、マンションの管理費や修繕積立金と総額ではほぼ同額なのかなとも思えます。ただ駐車料金まで含めると一戸建ての方が若干有利なような気もします。

 最終的に私が一戸建てを選んだ理由は、やはり土地に価値があると感じていたこと。家のつくりを自由に考えたかったことなどが理由になるかなと思えます。

 一方マンションはどうも嫌だなと思ったのは、やはり人付き合いが面倒そうなこととマンション全体の修繕計画等は全体で考えなくてはいけないこと、1階以外土地がほとんどないこと、等を考慮していました。

 ところが最近になって、もう一つ大事なことがあったなと思えるようになって来ました。それは冷暖房です。マンションの方が機密性や保温効果が圧倒的に良いので、年をとったとき、暑さ寒さ対策が容易だなと感じています。

 もう一つ、我が家は2階建てで2階に寝室を作ったのですが、年をとって足腰が弱ったとき、2階への上り下りが苦痛にならないのか、という心配が出てきました。こんな老後のことは建築時には考えもしませんでした。

 マンションの場合は基本的に平面でフラットな部屋割りが多いですから、老後はマンションの方が住みやすいし、また隣近所と仲良くなれれば孤独死と言う問題も避けられるなと思い始めました。

 なかなか若いときに、老後の自分の体力を想像し、それに合わせて家の仕様を考えるというのは難しいなと感じています。
  

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