いずれ税収は激減?

自動車税を納めて感じた不満と不安(2016.5.19)
 

 どうやら3年前にも同じような不満を感じていたようですが、今日はお昼頃郵便局に行って自動車税を振り込んできました。私の車の排気量は1800ccなので39500円。大きな金額です。

 振込用紙にネットでも振りこめますと書かれていて以前もネットから振り込んだ記憶があったので、昨晩早速該当ページに行って手続きを開始したところ、なぜか納付番号を受け付けません。振込用紙に書かれた納付番号とパソコン画面の番号を何回も比較しましたが間違っていません。実に不思議です。

 そもそもネットで納付できるのは便利ですが、これまた不思議なことに納付手続きに354円の手数料がかかるとも書かれています。この手数料とはいったい何なのか?

 納付側、納付される側双方の利便性を考えてネット納付を採用したのだと思いますが、なぜ納付者側が手数料を払わなくてはいけないのか?本来なら、ネットで納付ご苦労様、納付手数料は無料にしますとか、税額を若干割引しますぐらいの優遇措置があってしかるべきだろう、なんてことを画面に向かってぶつぶつつぶやいていました。

 ところが、冒頭の通り、まあネットならカードで納付できるからその分マイレージのショッピングポイントがたまるから、手数料も今回は多めに見るかと思いつつ手続きを進めたのに、実際には納付番号が違うというメッセージしか出ず、そこから先に進めません。

 なんだか融通の利かないお役所仕事がそのままネットの画面になったようで、15分ほどいろいろ試してみましたが、結局私のせいではないと判断して断念。

 昼頃のいつもの買い物のついでに郵便局に行き、こちらは手数料無料で待ち時間もなく、あっという間に納付終了。なんかネットで振り込みというのは単なる宣伝文句で利便性は全くないなと感じました。

 こんな使えないシステムに多額の税金を使っているんだろうなあと考えると、手数料までふんだくっていったい何をやっているんだとますます腹が立ちます。

 一方、この4万円近い金額ですが、ほぼ毎年収めているわけですから、27歳からほぼ35年間、だいたい1500〜1800ccの車に乗っているので、ほぼ140万円を税金として納めたことになります。

 これがほぼすべて県の収入になるわけですから、全県民の総額は巨額なものになりそうです。ではそのお金はいったい何に使われているのか?

 サラリーマン時代はほとんど何も考えずに納付していましたが、年金暮らしになって1万円を越える出費には神経をとがらすようになっています。

 で実際に調べてみると、なんとこの税金は名前は自動車税となっていて、いかにも交通整備の用途に充てられていそうですが、実際には地方財政の一般会計に算入されているそうです。

 という事は自動車を持っているというだけで、市県民税の他にこういったお金をさらに県に支払っていることになります。

 さらにこのお金は一般財源として使われているという事ですから、自動車を所有していない方にもその恩恵が与えられていることになります。

 まあ自動車はぜいたく品であるということで、それが嫌なら乗らなければいいという事になるので、あまり強気でいうことは出来ないのですが、やはり自動車税というからには道路整備の財源が基本になるのではと思えてしまいます。

 しかし今は団塊の世代がまだ大量に車を保有していますから、このお金も潤沢に使えるのかもしれませんが、少子高齢化が進めば、当然税収は減るはずで、地方の財源はさらに厳しくなるという事も予想されます。


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