早期退職者の初めての確定申告

 退職をした年の翌年1月あたりには確定申告をしなければならない、ということは退職前に知っていました。しかしどのようにすればいいのかと言うことは、全く知りませんでした。

 以下、初めての確定申告への取り組み報告です。退職した年度(2010年8月)からの話しです。

確定申告への関心

 
 先日国民年金保険料の8月以降分が免除になったというお知らせが届きましたが、その後今度は4〜7月分として支払った国民年金保険料控除証明書という葉書が届きました。

 保険料控除証明書というからには、来年度の確定申告に向けての書類かなと判断していますが、なにせこれまでは職場の方でやってくれていたので、いったいこの先何をすればよいのか、いまだによく分かっていません。

 ともあれ早期退職をした以上、自分でこれらの手続をする必要があることは理解していますし、ネット上で申告が出来ることも知っています。

 しかしいったいどんな書類をいつまでに用意すればよいのか、さっぱり分かりません。しょうがないので、ちょっと国税庁のホームページを見てみました。

 私に関係あるのは「給与所得の源泉徴収票」「株式関係の利益や損失に関する書類」「医療費控除関係」「社会保険料控除関係」「生命保険料等の控除関係」「寄付金控除」などが該当するようです。

 このうち医療費については、10万円を上回った場合、と記憶していたのですが、今改めて確認したら所得が200万以下の場合は、所得総額の5%だそうです。(我が家に該当)こういったことも自分で調べないと、誰も教えてくれませんね。


源泉徴収表の扱い

 その後もネットでいろいろ検索してみました。するとやはりというか、多くの方が確定申告の方法について質問されていました。

 内容についてですが、自分の職場で源泉徴収票が発行される場合、自動的に年末調整が行われる(これは私自身が正規の勤務に就いていたときの方法です)、というものと、発行されるのでそれを持って確定申告をする、という二つ方法が混在していて、自分がどちらになるのかよく分かりません。

 例年ですと、この時期に保険料等の控除額の書類が保険会社から送られてきて、それを職場で配られた書類に記入するという方法でした。

 そこで11月頃職場の事務室で聞いてみました。すると、「1月に源泉徴収票が渡されるので、それによって申告を行ってください」とのことでした。

 これまでは職場の事務で控除の申請等を代行してくれていましたので、数枚の書類を書くだけでしたが、今年というか来年の申請はちょっとばかり面倒なことになりそうです。

 果たして申告に該当するのかどうかも分かりませんが、今年は退職年度にあたりますので退職金をもらっています。(もちろんそれに対する税金は納めています)

 これ以外に非常勤講師の収入がありますが、これについても所得税が5%徴収されていますので、基本的には申告の必要はなさそうな気もしますが、問題は所得控除です。稼いでいるお金が微々たるものですから、所得控除の存在は大きいはずです。

 いったいどんな控除があるんだろうか。改めて国税庁のページを見てみると、該当しそうなのは「医療費控除」「生命保険料控除」「寄付金控除」「寡夫控除」「扶養控除」「基礎控除」などです。

 もしこれらの給与所得控除が適用されれば、これまで支払った税金のほとんどは還付されそうな気もします。
  
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