年金事務所で繰り上げ受給について相談(2016.4.4)
4月に入って、いよいよ第二の人生の始まりだと思っていたのですが、土日を挟んであっという間に4日間が経過。24時間拘束されない時間になったのに、相変わらず1日があっという間に過ぎていきます。
今日は昨年から考えていた老齢年金の繰り上げ受給について最終決断をしようと思い、最寄りの日本年金機構の事務所まで行って来ました。エレベーターで該当フロアに行くと、相談窓口とか申請窓口というように振り分けが行われていて、とりあえず相談窓口へ向かいました。
受付で、「年金の繰り上げ受給についての相談です」と告げると、銀行のように番号札を渡されて、そこに座って待っていてください、と言われました。周辺には20人ぐらいの相談者が待機しています。一方相談コーナーの方にもやはり20人近い専門家がいて、今まさに相談中です。
それぞれの相談者はパーテーションで区切られているとはいえ、耳をすませば相談内容が聞こえてしまうようなところですが、まあしょうがないです。
20分ほど待って順番が来たので、指定されたブースに行き、40歳前後の方と相談。一応私の方に予備知識があるので、話は割とスムースです。
4月に繰り上げ受給を申請すると、受給額はいくらになるのかということを、その場で教えてもらいましたが、だいたい事前に私が計算していた金額とほぼ同じでした。
問題は、繰り上げ受給を選択した場合に、それ以後に何らかの障害を負ったとき、繰り上げ受給者は障害年金を受給できないということで、これがどういう意味なのかずっと気になっていました。
相談で分かったことは、繰り上げ受給を選択せずに65歳を待っている状態で、何らかの事故や病気で障害を負ったとき、その程度によって障害年金がもらえるというもので、その満額は、本来65歳からもらえるはずだった金額にほぼ等しいという事のようです。
ただし障害の程度によってという条件が付くので、やはりあいまいな部分は残ります。しかし繰り上げ受給を選択していると、この年金がもらえないということのようです。まあ当たり前のような気もします。
一方私の場合は63歳からの受給で、単純計算で65歳に受給できる額から12%減額されるわけですが、その損益分岐は79歳11か月となっていて、要するにほぼ80歳です。
つまり80歳以上まで長生きをすると、総支給額が65歳から受給した方に比べて損をするという事ですが、自分の健康状態を考えると、まあそこまでは生きていないだろうという気がします。
なおかつ健康寿命を考慮すると、ほぼ80歳で総額が逆転しても、生活にそれほど支障はないだろうとも思えます。というわけで、申請には住民票が必要らしく、もう一度行く必要がありますが、現時点では繰り上げ受給を選ぶ予定です。
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