年金繰り下げ需給

2019.10.18

 6時半に起きて朝食はパン。おかずは昨晩作った厚揚げとひき肉の炒め物。食後にミカンを1個。食べながら新聞を読むといくつか気になるニュースが。

 一つ目がマイナス金利で稼げなくなった銀行が、送金等の手数料を少しずつ引き上げているとか。私は、都市銀行のATMを使うと、既に土日は手数料がかかることがあるらしいので、引き出しはウイークデーに移行。

 普段の生活の支出はほとんどをクレジットカードで払っていますが、一部カードが使えない店舗があり、どうしても現金を使わざるを得ません。

 また医療機関も大きな病院を除いて個人の診療所は現金払いとなります。というわけで、私の場合は一か月3〜5万円程度を現金払い。買い物ついでに銀行によって現金を引き出しています。

 一方銀行からの振り込みを行うこともあるのですが、こちらは大手銀行だと手数料を取られることが多いので、最近はネット銀行からの振り込みが多くなっています。

 私が使っているのは、楽天銀行と住友SBIの二つ。この二つは預金額がある程度あると、月数回の振込手数料が無料になるので重宝しています。

 また楽天銀行は預金額に応じて金利も少し優遇されます。今後都市銀行は口座維持手数料を導入するというような話もあるので、そうなる動きが見えたら、都市銀行の口座は解約の可能性もあるなと思っています。

 次に気になったのが年金受給開始年齢が希望があれば75歳まで繰り下げられるという記事。 75歳まで繰り下げた場合は、なんと受給額が84%増加するそうです。

 しかし損益分岐点についての記載はなし。これについて調べてみると、どうやら損益分岐の年齢は90歳を越すみたい。つまり年65歳から受け取った場合と75歳から受け取った場合の受給総額で、75歳から受け取る場合の方が総額が多くなるのは90歳を超えてからということです。

 という事は、基本的に平均寿命を越えて生き抜く覚悟がないと、結果的に総額で損をするという事になります。しかも年齢を重ねれば重ねるほど必要な生活費は低くなるので、要するにまだ元気に動きまわれるときにお金の余裕がなく、健康寿命を越えて動きが鈍くなったときにお金が増えるという事になりそう。

 もう1点。収入が大きければ税金も増える可能性がありますね。ということで、65〜75歳の生活に余裕資金が十分にある人を除いて、必要以上の繰り下げ需給は余りメリットがないような気がします。

 ちなみに私は必要に迫られて、63歳からの繰り上げ受給を選択しました。これによって本来もらえる額よりも受給額は20%ぐらい少なくなっています。

 この額は一生変わらないのですが、損益分岐はかなり先だという事が分かっています。85歳ぐらいまで長生きすれば、総受給額は逆転します。

 しかしその間、早くもらった分の一部を投資信託等の積み立てに充てて、これがうまくいけば、総受給額は増えるのではと予想しました。


 


次のページへ


年金


表紙に戻る