副収入の道を探らないと

年金減額は間違いなさそう、対処方法は?(2015.2.8)

 今日の新聞に「マクロスライド初適用」という半ば予想していた記事が出ています。特に国民年金だけで老後の生活を維持しようとすると、今後の減額で大きな影響を受けることが分かります。

 また厚生年金も、国民年金よりは減額率が少ないようですが、今後30年間下がり続けるという表が出ています。

 これから実施される制度ですから、まだ実感も伴わないのですが、実際に実施されても毎年の減額率はそれほど目立たないので(30年に渡って減額が続くので)、要するに知らないうちにじわりじわりと生活が厳しくなっていくということです。

 新聞では、現役世代の平均的手取り月額(35万程度)に較べて、厚生年金がどのくらいもらえるのかというパーセントも出ています。これに寄れば現在60歳以上の人は、現役世代の6割ぐらい(21万ぐらい)の額をもらえていることになっています。

 しかし20年後、80歳前後になったときもらえる率は44%ぐらいと書かれていますから、15.4万ぐらいに減っています。

 ということは、今貯金がない状態で65歳を迎え年金生活に入り、当初もらえる額の20万で生活できた人でも、その後は同じ支出が続く限り、年々赤字が増えて借金が嵩むということになります。

 逆に言えば、65歳になった時点で15万ぐらいの生活費で生活できるような体制を作っておかないといけないということにもなりそうです。

 私の場合は早期退職をしているので、こういった年金額も35〜40年、フルに働いた人より少なくなっていますので、事態は深刻です。

 ただ家計簿をつけているので、生活する費用だけに注目すれば、こういった減額が実施されても、何とか家計は持ちこたえるだろうと予測していますが、好きな旅行については少し減らさないといけないなとは思っています。(ただ体力があるときに行きたいという気持ちが強いです)

 というわけで、具体的にどうするか?制度上減額は決定のようですから方法としては

1 年金以外の収入を仕事や副収入で得るような対策を考慮する
2 現在持っている余裕資金があったら、それを投資に回す。ただし破綻のリスクも大きくなるので、勉強が必要
3 不用品を処分して、お金を得る
4 さらなる節約を目指す
5 家庭菜園等を活用して、自給自足の割合を増やす
6 海外移住を考慮する。(円安のリスクと、移住先のインフレリスクがあります)

 等が考えられますが、こういった方法を一人ひとりが真剣に考えないといけない国になってしまったようです。私が就職した頃は、「老後は年金があるから大丈夫」と当たり前のように思っていたのにこの状態です。

 今の若い人たちは「年金は危ない」ということが分かっていますから、これから何十年もかけてそのリスクを避ける準備が出来ますが、60代の私はかなり厳しい。ましてや現在70代の人たちは、予想もしていなかったことだと思います。

 さてどうなるか?私ももう少し更なる副収入の道を探らないといけないなと思うようになってきました。 
   
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