物価が安くてもすることがなければ・・・

老後の年金暮らしを海外で?(2012.12.25)

 バンコクの夕方です。先ほどホテルに帰ってきて、ちょっと休憩。バンコクの町歩きは、やたら歩く距離が長くなるような気がします。冬の日本から行くと、こちらは30度ぐらいなので、体の方も対応がしにくいみたいです。

 午前中に、バンコクの西側を流れているチャオプラヤーという大きな川に行き、船に乗ってきました。行ったことのない船着き場で降りて、リバーサイドの景色を眺めてのんびりしてきました。

 11時頃着いたのですが、観光客はほとんどいないみたいで、船着き場のすぐ横にあったレストランとおぼしき所に入っていくと、おばさんが出てきたので「飲み物飲めますか?」と聞くと「OK」ということで、日陰の場所に陣取り、先ずは川を眺めてビール

 持参した本を広げてゆっくり読書。オープンレストランなので、風が気持ちいいです。その後お昼になったので今度はチャーハンを注文。これを食べて帰ってきました。この料金がビールとあわせて日本円で約400円。

 リバーサイドと言うことで、それでも若干高いような気もしますが、円安になったとはいえ、まだまだ円の価値は大きくて驚きです。

 30分の船代も片道が40円。交通機関の運賃はタクシー初乗りが90円ぐらい?電車は30円前後、ということで移動にお金がかかりません。

 というわけで、住むところさえあれば、1日1000円もあれば暮らしていけそうです。住居の方はアパートを一ヶ月単位で借りると、当然場所や広さにも思いますが、月5万だせば、なんとか住めそうな場所を探すことが可能かもしれません。

 というわけで月10万もあれば暮らせるので、老後はタイで年金暮らし、というような話題の本が出ているわけです。

 しかし以前入った飲み屋さんのおばちゃんは日本からの移住者みたいでしたが、こちらには観光客には分からない難しさや気苦労があると言っていました。

 そういったことは、実際に住んでいて始めて分かるのであって、その場では具体的にどんなことなのかまで教えてもらうことは出来ませんでした。

 私は最初にハワイに行くようになって、老後はハワイで暮らせたらと思ったこともあり、一時期生活費用等をいろいろ計算したこともありますが、どう考えても不可能だし、現地ですることもない事が徐々に分かってきて、ハワイは観光が一番と思うようになっています。

 同様にバンコクやもう少し気候の良いチェンマイ方面はどうかと考えた事もありますが、結局現地で何をするかと言うことが問題であり、特にバンコクは言葉の壁も大きいなと感じます。

 やはりこれまで通り小金を貯めて、観光客として出かけて、それを旅行記としてまとめ、それによってネットで若干の副収入を得る、というのが一番理にかなっているような気がします。


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