老後は資産を消費する時期?

人生には五つの区切りがある?(2015.3.25)

 昨日夕方無事ハワイから帰国しました。着陸時の成田空港では結構風が強かったようで、窓から見える主翼が上下に動くのが良く見え、ちょっとシートベルトを締めなおしました。

 その後高速道路を次々と乗り継ぎ、夜8時半に帰宅。時差の関係で、この時点でハワイ時間だと深夜の1時半ですから、体力的には限界。

 しかしそこで寝てしまうと時差ぼけが直りませんから、ちょっとビールを飲んで軽く食事。撮影したデジカメの写真をメインのハードディスクにコピーしたり、不在中のメールをチェックしたりして、結局いつもどおりの10時半に就寝。

 今朝は時差ぼけで早朝4時ごろ(ハワイ時間は朝の9時)にいったん目が覚めましたが、仕事がない気楽さでそのままベッドでうつらうつらし、気がついたら7時。なんだか今回は時差ぼけの調整がうまくいったような気がします。

 というわけで、朝食を適当に食べて、スーツケースに押し込んで持って帰ってきた衣類を洗濯。不在中に来た手紙類をチェック。確定申告の還付通知が来ていましたが、申請どおりの金額が認められたようで、国内旅行1回分ぐらいの還付金が決定。これはちょっとうれしいです。

 今回の10泊12日のハワイ旅行の費用ですが、何回か書いているかもしれません。チケット代が7万強、宿泊費が10泊で15万弱。現地で消費した金額(食費、オプショナルツアー代、交通費、お土産等)の合計が11日間で750ドルぐらい。すなわち約9万。これに成田までの往復の交通費や駐車料金を加算すると総額は32〜33万。

 大きな金額ですが、目一杯楽しんできたので、「もったいない」というような感覚はまったくありません。

 これまた何回も書いていますが、自分の寿命が分からないという不安はありますが、人が生きていく中では、成人するまで養ってもらう時期、就職して生活基盤を整える時期、生活基盤が安定したら家族と共に貯蓄に励む時期、さらに老後の生活を計画する時期と、それを実行に移し資産を消費する時期、最後を迎える時期という大きな区分があるような気がします。

 それぞれの区分は明確なものでもなく、その中で現在という時間を生きていると、その区分はますます不明確になりますが、就職と定年とか無職という一つの外的な区切りだけは、その領域を明確に分けてくれるような気もします。

 私の場合は、早期退職をしたにもかかわらず、あいかわらず非常勤講師というパートの仕事を続けていますから、今も貯蓄する時期と老後の消費時期の境目にいるのかなと思っています。

 つまり貯蓄と消費がヒフティヒフティ(五分五分)といった状況でしょうか。しかしこの環境は案外楽しめるということにも最近気がつき始めました。

 要するに適度に仕事をして、適度に遊ぶということです。やがて、その比重は仕事からさらに遊びに移り、それと同時に今度は最後を迎える時期の比重が徐々に増してくるというイメージでしょうか。

 それにしても早期退職をした頃は、こんなことはまったく考えていませんでした。当時はただただ先行き家計が持ちこたえるかどうかを心配していたような気がします。


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