生き方本が売れているそうです

新聞のメイン記事以外で気になったこと(2015.6.13)

 ここのところ大きなニュースが目白押しで、新聞を読んでいてもついそちらの方に目が行ってしまうのですが、実は細かいニュースで生活に響くようなことがいろいろ出ています。

 それらをためておいて、一気に書こうと思っていたら新聞ばかりが積み上がってしまい、徐々に収拾が付かなくなってきたうえに、メモをしていないので何について書こうと思っていたのか忘れてしまう始末。情けないです。

 しょうがないので、今木曜日の朝刊を見ながらこれを書いているのですが、気になるのはやはり経済面。日銀の黒田総裁が為替に口先介入をしたことが話題になっています。

 その結果為替は一気に円高に傾いたように見えましたが、口先介入ですから、いずれまた円安傾向になるのかなと思っています。

 問題はその関係もあるのか、そのガソリン価格7週連続値上がりという小さなニュースです。新聞では143円40銭と書かれていますが、我が家の近くでは135円前後です。ちょっと前までは131円だったので、かなり急激に値上がりしています。

 さらに今後どうなるんだ?と気になっているのが国債の長期金利の上昇。2006年ごろに2%ぐらいの金利だったようですが、それが今年1月の0.2%を底にして、じわりじわりと上昇。現在は0.520%だそうで、この上昇が何を意味しているのか?

 金利の上昇は、金融機関が国債を売って株式を買っているというのが単純な見方のようですが、ということは今後株はどんどん上昇?年金資金の買いを見込んでいる?

 ある意味景気が持ち直している指標であるような気もしますが、それだったら円高になりそう。実際には円安ですから、要するに実体の無い株式上昇相場がもう少し続く?ということでしょうか。よく分かりません。
 
 しかしこういった影響は、すでに住宅ローンに少しずつ波及しているようです。これkら住宅建設を考えている人は、長期金利の動向を考慮しないといけないかもしれません。

 私の場合は、ほとんど無いに等しい定期預金を解約して、長期金利の上昇に見合った預金を考慮しないといけないかなと思うようになっています。

 もう1点。TBSのデイキャッチというラジオ番組でも触れていましたが、最近「人生の生き方本」がよく売れているそうです。そう思って新聞の広告を見ていると、確かに下段の書籍広告では健康関連と生き方関連の本の話題が増えているように思われます。

 多くの人が自分の生き方について不安を感じ、悩みを抱えているにも関わらず、それをなかなか口にする機会が無いということでしょうか。

 本来ならそれを家族や隣近所の人とのコミュニケーション、職場の帰りにちょっと一杯、というような場面でさりげなく話すようなことかなという気もしますが、スマホの普及によって、コミュニケーション手段が狭くなったように感じます。

 そんな中、金曜日の朝刊の広告で、103歳の美術家と言われている篠田桃紅さんが書いた「103歳になって分かったこと」という本の紹介があり、そこに書かれた人生の指針みたいな箇条書きがなかなか面白かったです。 

 中にはこれはちょっと私には当てはまらないなと思えるような項目もありましたが、その底辺に流れる思想は、「あんまり無理しないで、そこそこのところでお気楽に行こうよ」というような考え方であるように私には感じられました。


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