孤立が一番危ない

人とのコミュニケーションを意識した生活を目指す(2015.12.15)

 今日は10時過ぎに仕事へ。期末考査が無事終了し、答案返却の日です。返す方は気楽ですが、受け取る方は悲喜こもごも。勉強しなければ点は悪くなると分かっていても、一部のともかく賢いと思われる子を除いて、一般的には苦手な教科や嫌いな教科は手が出ないものです。

 私自身も自分の高校時代を振り返ると大きな顔は出来ません。ましてや教えている科目が物理ですから、計算が苦手な子にとっては、見る気も起きないだろうなと思います。

 しかし答案を返さずに成績だけつけるというわけにはいきません。今回も数か所の採点ミスがありましたが、とりあえずこれも無事終了。準備室に戻って、パソコンに結果を入力して、すでにつけてある仮の評価を再確認。

 幸いなことに欠点になるような生徒はいないので、安心して年を越せます。万が一どうにもならない子がいると、場合によっては年末年始の補習とか宿題を設定しなければならないわけで、非常勤講師の場合そういったことはひじょうに面倒です。

 修正した成績を、もう一人の正規の先生に渡し、これで2015年の仕事は基本的に終了。これから3学期の授業が始まる1月の10日ぐらいまでの約一か月間基本的に休みという、まあある意味肉体的、精神的に気楽な仕事です。

 ただその分もらえるお金はひじょうに少ないので、あくまで収入の面ではアルバイト感覚でしかありません。しかし同僚の先生方との話や生徒とのやり取りを行っていれば、とりあえず人とのコミュニケーションが確保できますので、孤立感は生じないと思っていました。

 しかし来年4月からは、私自身がまだ動き回れる体力があるうちに、本当にやりたいことをやろうと思い、基本的に本格的な年金生活に入ります。

 非常勤講師の分、収入が減るので、来年は海外旅行の回数も減らし、あまり金を使わずに充実感を得られる家庭菜園や、フルートの練習に力を注ごうと思っています。

 幸いにも、家庭菜園で土をいじっていれば、周辺で同じように土いじりをしている人たちと、あいさつ程度ですが言葉は交わせます。

 またフルートはフルート教室に通い始めたので(このお金もきついのですが)、先生とのレッスンやコミュニケーションもありがたいなと思っています。こういったブログも、文字だけのやり取りですが、時折コメントを頂いたりして励みになります。

 年金生活の三大重要点の生きがいの中に、こういった人とのコミュニケーションも含まれると思っていますので、とにかく孤立しないように、ちょっとしたことでも積極的に社会とかかわることを目指すべきだと思っています。


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