他人任せでは生き残れない

週刊ダイヤモンドの「老後リスクの現実」という記事を見て(2015.12.17)

  自宅で昼食代換算160円のパスタを食べて、食後に夕食のおかずを買いにスーパーへ。ついでにスーパーのすぐ近くにある書店に立ち寄り、漫画、週刊誌、経済関係雑誌というような順番で眺めていくと、「週刊ダイヤモンド」という雑誌の特集記事が目につきました。

 記事の題名が「老後リスクの現実 リアル」というもので、なかなかセンセーショナルな文字です。薄い雑誌ですが、ちょっと手に取って5分ほどぱらぱらとめくって読んでみました。

 内容は割と好感が持てました。

 多くの経済雑誌では、老後のリスクはこんなにある。その中で必要なお金はこれこれ。しかし年金はこれだけしかもらえない。だから資産運用をする必要がある。そのために投資信託を買おう。という銀行や証券会社に貢献するような記事が多いです。

 しかしこの記事は、危機の中身をきちんと自分で把握して、自分の責任でリスク管理をすべてきだという趣旨のものです。

 割と手際よくまとめられているので、老後のことが心配な人は参考になることが多いと思います。そう思ってこのブログの記事を書こうと思い、改めて雑誌の内容を調べていたら、立ち読みモードというのが使えて、記事の一部(2ぺージぐらいです)を閲覧できるようです。

 今それを見ながら要点を書こうと思っているのですが、箇条書きにすることこんな感じです。

・ 今後一人暮らしの高齢者は増加し続ける

・ これ医者の最大の心配事は金より健康

・ 70歳以上も、体力があるなら働きたいと考えている人が多い

・ 男性は長寿をありがたがっているが、女性はそれほどでもない 

 というような部分を見ることができます。そしてその後に年金収入を知ろう、よく言われる老後に1億円必要というのは必ずしも正しくない、さらに問題なのはやはり生きがい。そして認知症への不安、といったようなことがまとめられています。

 というわけで、結論は私も同感ですが、以前書いたように「健康」「家計」「生きがい」という三本柱をいかに構築するかということになるわけですが、雑誌の記事の趣旨は、それは教えてもらえることではなく、自分で考えて決断し行動することだというようにまとめていました。

 例えば老後にいくら必要か?と経済学者やファイナンシャルプランナーにいくら聞いても、個々の家庭の事情は分かりませんので、無難な答えしかできないので、必然的のその額は大きくなります。

 そこまで心配をしているなら、ちょっと家計簿をつければ、日常の支出はすぐ把握できるはずです。それをやらずして、知識ばかり増やしても、不安は解消されないということだと思います。


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