単純計算で支出は3300万

老後の生活費をざっと計算すると(2012.10.15)

 前ページからの続きです。現状の生活を続けるなら生活費で年間156万、その他の税金、保険料で年間30数万。合計約190万が1年間の支出となります。

 息子は合格できれば来年から大学生なので、4年間は同じような生活費が続くとすると、190×4=560万となりますが、大学生活で改めて必要になるお金も出てくると思いますので、それも考慮して600万。

 この先が現在まだ不確定要素が大きいのですが、大学卒業後息子が無事就職して家を離れる場合、私と息子は独立採算になるかなと思えますので、その場合は私一人がここで生活すればよいことになります。

 前にも書きましたが、一人の生活だったら、月10万で生活費はまかなえるかなと思っていますので、年間の税や保険料を足して150万ぐらい。

 この支出が健康寿命である72歳まで続くとすれば、この間は8年間になるので150×8=1200万。

 一方もし息子が就職後も家から通勤することになったら、その場合現在の生活費13万と私一人の生活費10万の差額である3万を、息子から食事代としてもらうことが出来れば、必要なお金は先ほどの1200万と同額になります。

 最悪なのは、大学の経費で600〜700万のお金を出して、結局就職できなかった、という場合ですね。その場合も何らかの仕事に就くでしょうから、そこから3万出してもらう。

 しかし職種によってはそれが厳しいということも考えられますので、その場合は今と同じ月13万という生活費が続くことになります。

 そうすると年間では190万。これが8年間続けば190×8=1520万となり、現状ではこれがもっとも支出が多くなるケースです。(更にそれが続けば当然支出は膨らんでいきます)

 以上をまとめると、大学卒業までの予想支出額が600万。その後の8年間は1200〜1520万。しかしまだ終わりではないですね。73歳以降の支出があります。仮にそこから10年一人で生きたとすると、150×10=1500万。

 すべてを合計すると最低3300万。これで私が82歳ぐらいになるまでに、生活費だけでどのくらい必要かが計算できました。

 これに対して、とりあえず最悪の事態は想定しないで、今度は年金の計算をすれば、収入の総額が分かりますので、その差額が現時点で必要な貯蓄額となります。

 そう思って計算してみると、老齢年金を繰り上げて受給した額と共済年金を、この22年間無事にもらい続けることが出来れば、現時点ではその差額はほぼ同じぐらいになると言うことが分かっています。

 つまり現時点で大学の授業料等の負担をなんとかすることができれば、とりあえず生活だけはしていけるという見通しが立っているということです。以上をまとめるとこんな感じです。

通常
今後4年間(息子が大学生?) 600
その後8年間(私の健康寿命) 1200
その後10年間(平均寿命) 1500
合計 3300

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