年度ごとに支出予定を考える

将来の家計支出をシミュレーションすると(2013.1.15)

 我が家にとって、息子が大学に入学できたとして、最初の2年間の最低限の生活費は210万であり、私が望んでいる旅行等も含めた豊かな暮らし?を実現するためには300万ぐらい必要なことが昨日の結論です。

 しかし息子の大学生活後半の2年は、これに国民年金の支払い義務が生じますので、年間の支出額が約18万増えることになります。

 そこまでなんとか家計を維持していれば、その先の理想的な展開は息子が就職となりますから、家計の負担は一気に減ります。

 どのくらい減るかというのは現段階で予想しにくいのですが、一緒に生活をした場合はそれほど減らないものの、逆に食事代を援助してもらえる可能性もあり、別の生活の場合は私だけですから、生活費は40万ぐらい減って260万ぐらいになる可能性があります。

 一方私はと言えば、今はまだ「旅行に行くぞ」と気合いが入っていますから、当面の支出は、収入を無視すれば300万が2年間続き、その後の2年間は息子の国民年金保険料が18万増えるので、年間の支出が318万になります。

 では私は何歳ぐらいまで旅行に行こう、という気力を持ち続けることが出来るのか?現段階ではまったく分からないのですが、厚労省等で自立して生活できる寿命(健康寿命)というのを算出していて、これが男性は71歳前後のようです。(算出方法によって若干誤差があります)

 これを元にすれば、今から11年は旅行に行けそうだ、ということになります。またその後は、海外はしんどいかもしれないけれど、国内ぐらいは5年間ぐらい行けそうな気もします。

 以上の支出をまとめると、以下のようになりますが、ここには医療費が含まれていません。単純に体が弱っていくけども医者はほとんど必要ないという理想的なシミュレーションです。

 ただこうやって考えてみると、年齢と共に必要額は減っていくことがよく分かります。つまりある程度の年金をもらっている人は、最初は苦しいけれど、やがて収支はトントンになるか、場合によっては黒字になりそうです。

年齢 年間支出額 合計額
60〜61 300 600
62〜63 318 636
64〜70 260 1820
71〜75 210 1050
76〜80? 170 850

 
 こんな流れを頭に入れながら、次に昨日書いたように、実際にもらえる(公的年金額)+(非常勤講師等の収入)+(自己年金)+(副収入)の収入総額を考えていけば、将来的に家計が持ちこたえるかどうかが分かります。

 なおこの簡単なシミュレーションでは、医療費が抜けていることはもちろんですが、それ以外に例えば車の買い換え費用や自宅のリフォーム等、大きな額の出費は含まれていませんから、それをいつ頃やるのかということも問題になってきます。


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