支出の配分は千差万別

自分のライフスタイルで収支を考える(2014.8.4)

 明日の3時過ぎに自宅を車で出発し、ハワイに向かいます。先ほど現地の天気予報を見たのですが、なんと第一目的地のハワイ島に台風が接近。ちょっと計画が狂いそうです。

 以前にに一度書いていますが、今回の旅行の生活費も含めた総予算は、息子と二人で14泊16日の旅行で65万と考えています。大手の旅行者の一般的なオアフ島までのツアー代金が一人当たり4泊6日で20万前後ですから、それに較べるとかなり安いと思っています。

 ただ比較して安いとは思いますが、現在の我が家の家計を考えると、かなり大きな出費であることは間違いないです。現状は一部の年金+非常勤講師の収入+ネットの副収入が主な収入で、これらを全部加算すると年収が280万ぐらい。

 一方月々の生活費は、意識的に節約していることもあって、7月は10万ぐらいです。多いときは12万ぐらいですから、年間では130〜140万ぐらい。これに固定資産税、国民健康保険税、車の維持費等が40万ぐらいでしょうか。

 従って多めに見積もって、生活に必ず必要な額が180万ぐらい。ということは100万ぐらい余裕があります。現役時代は、こういった余裕の資金を積み立てたり、住宅ローンの繰上げ返済に使ったり、旅行費用にしたりしていました。

 退職してからは、こういった余裕資金を、資産を減らさない範囲でどんどん使ってもいいだろうと思うようになりました。(実際には息子の学費が年間150万ぐらいかかっているので、総資産は減少していますが、これは退職金から支出しているので別会計と勝手に考えています)

 というわけで、トータルとしてみれば総資産は息子の学費分が今後も減るのですが、通常の生活費+レジャー資金だけを支出と考えると、年間65万のハワイ旅行も負担にならないという計算になります。

 しかもこの計算なら、まだ35万ぐらい余裕がありますから、ハワイの次に好きなバンコクに2回ぐらい行けるという計算も成立します。

 こういったライフスタイルは、私が旅行好きだからこういう支出形態になるのですが、やりたいことが旅行ではなく、家庭菜園やランニング、釣り、音楽鑑賞、読書といったものならば、お金はもっと余るという計算になります。

 結局支出の形というのは、個人個人の好みであって、いわゆるマネー雑誌が書くところの、豊かな老後のために月30万とか、65歳までに5000万の貯蓄が必要というキャッチフレーズは、自分のライフスタイルが決まっていない人を不安にして、投資に走らせるためのものではないかと思っています。

 自分のやりたいことが分かっていて、日ごろの支出が把握でき、また将来の収入も計算できて、その収支が安定して推移するなら、別に貯蓄がいくらあろうが構わないわけです。

 人は人、自分は自分というライフスタイルをなるべく早く見つけて、そのスタイルに則った収支の計算をすることによって、精神的な意味で家計に対して安心感が得られると思っています。


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