65歳時点で1500万あれば

2017.3.7

 新しく購入したプリンターは順調に動いています。これまでのPX101という最安値のプリンターは、一番最初に使ったときバシッという音がして紙を吸い込んでいき、いきなり壊れたかとびっくりしました。

 実際には単にそういう音がする安物の印刷機だったようです。まあプリンターの耐用年数は印刷枚数にもよりますが、5年から10年ではないかと思われますので、7〜8年使ったので、寿命だろうなと思います。

 しかし新しく買ったものも結果的に5000円という安い買い物でしたから、5年ぐらい持てばいいかなと思います。しかし5年経てば私の年齢も70歳近くなっていて、いよいよ機械の寿命が尽きるのが先か、私の健康寿命が尽きるのが先かという段階に入ったなと思います。

 物持ちが良いのはいいことで、久しぶりに新しいものに買い替えると、その間の進歩がよく分かります。今回のプリンターは、先ず作動音がそこそこ静か。

 バチンというような、激しい音は一切出ません。プリンター特有の印刷するノイズはありますが、それ以外は静かなもんです。また印刷の質も通常の印刷なら全く問題なし。

 買うときに係りのお兄ちゃんが言っていましたが、「カラーで写真印刷をするとかなり時間がかかります」という事でしたが、最近は滅多に写真印刷をしなくなりました。

 印刷をすればするほどその写真の保管場所に困るという事が分かったからですが、今はすべてハードディスクに入れて、必要な時取り出すようにしています。

 というわけで、残っているのはスキャナー機能ですが、これはまだ使っていません。ただ説明書を読むと結構解像度も大きいので、通常のコピーに使う分には十分かなという気がしています。

 先ほどこれを使って確定申告の印刷を終えました。確かに印刷にはちょっと時間がかかるようですが、ビジネスで使うわけでもなく、待っていればいいだけですからそれほど苦になりません。

 確定申告で残っている作業は、印刷したものをまとめて、必要なものを用紙に貼りつけ税務署に送るだけです。最終的な還付金の額は12000円程度。まあがんばった甲斐があった金額と言えそうです。

 これで2016年度の様々な事務手続きは終了。まだ4月になっていませんが、この後続々と税金や保険の支払い請求が送付されてきます。この時期は毎月のようにまとめて数万円が支出になります。

 主なものは固定資産税。たぶん5.5万前後。そして国民健康保険税。これが一番大きいですね。しかし昨年は大きな病気をしましたので、健康保険や高額療養費制度のありがたみがよく分かりました。息子の分も合わせて20万ぐらい。

 さらに自動車保険。1800ccなので39500円。これに任意保険が45000円ぐらい。私だけなら3万ですみますが、息子はまだ免許取得して数年なので高くなります。

 そして今年は車検の年なので10万弱が必要になりそうです。以上の合計が約44万。早い話が普通に生活しているだけで、生活費以外にこういった費用が必要という事です。

 という事は、いつも書いているように普段の旅行費用等を除いた生活費が月11万ぐらいなので、年間なら132万これに上記の税・保険料をプラスすると156万。

 その他雑費を入れると160万ぐらいが我が家の年間支出額です。ただしこれに私の海外旅行費が50〜100万加わりますので、年間総支出は210〜260万となります。

 それに対して収入は一部の年金+繰り上げした老齢年金+ネットの副収入+株式投資・投資信託の利益という構図になっていて、両者を比べるとほぼトントンです。

 仮に年間の総支出を240万と考えると、一か月なら20万。この額が年金その他で確保できれば、まあ資産を減らすことなく何とか生活できるという計算です。

 もし年金等で15万の収入があるなら足りないのは5万。年間で60万。65歳から20年間、85歳まで同じ調子で消費したとすると60×20=1200万が必要という計算になります。

 ただし生活費は年齢とともにどんどん減るような気もします。一方で医療費は少しずつ増えていきますので、このモデルプランで考えるなら、65歳時点で1500万程度の貯蓄があれば、まずまずの老後を送れるのではないかと思えます。


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