スクリーニングによる銘柄選択と
「るいとう」について

スクリーニングによる選択結果

 スクリーニングを行うと、候補となる銘柄がずらっと出てきます。もし出てこなければ条件を緩くし、出過ぎたら条件を厳しくします。

 素人零細投資家としては、長い目で見られる銘柄がよいと思っていますので、赤字が続いているような銘柄は避け、投資金額は1銘柄に対してせいぜい30万円程度を考え、総額でもせいぜい100万ぐらいに抑えていました。

 またPER(株価収益率)は一般的に低いほど良いということなので、全体の平均値から考えて20程度以下、PBRを1.2以下(景気が悪いので、PBRは全体に低くなっているのでこのぐらいの数字が妥当かなと)、さらに自己資本比率を80%以上とかにすると、これだけで大和証券では29銘柄に絞り込まれました。

 そこから先は好みですね。業種で選んだり、チャートを見たり、業績の変化を見たりして、個々の銘柄について一つ一つ検討し、候補を絞り込んでいきます。実際の作業はここからが大変ですが、逆に面白い部分でもあります。

 基本的には大もうけしようなどと考えずに、地道に業績を伸ばしている会社が良いなと思っているのですが、昨今の不況で会社の業績にも波があるようで、選択は難しいです。でもまあ気楽にやるという方針はここのところ一貫しています。

 まあこんなことをやって過去に選んだ銘柄がいくつかありますが、当然株価は下落し塩漬け状態です。それでも余裕資金でやっていたので、すぐに売る必要はなく気長に見ています。


「るいとう」について

 投資は基本的に長期でやるべきだと思っているので、株式投資にしても1万円から積み立てられる「るいとう」で積み立てればいいように思ったこともあります。

 実際に「東京エレクトロン」という銘柄で数年間積み立て、これはたまたま業績改善の時期と積み立て時期が一致したため、総額から言うと5割ぐらいアップし、かなりまとまった儲けになりました。

 しかし私はそれ以来株式の「るいとう」はやっていません。理由は単純。大和証券のるいとうに関する説明を見ると、年間の口座管理料が3150円かかると書かれています。

 口座をどのように管理しているのか、その中味はよく分かりませんが、たとえば銀行で定期預金をするとき、口座管理料で年間3150円取られると聞いたら誰も預金はしないはずです。

 加えて「るいとう」は1回の買い付け、売りつけにそれぞれ手数料が必要となり、それぞれ1.2%必要になります。

 これでは例えば月1万円ずつ購入しても、口座管理費が3150円、買い付け手数料が1回120円で12回なので1440円となり、積み立てを始めた瞬間に4600円損していることになります。

 これではとても手が出せないなと感じ、それ以来、それだったらノーロードの投資信託の方がよほどいいなと判断しています。


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