ネット通販による副収入に落とし穴

海外ネット通販による被害者が急増(2014.4.9)

 今日の毎日新聞朝刊の「くらしナビ ライフスタイル」というケージに「被害者急増 越境ネット通販」という記事が出ています。ネットを使って海外の通販サイトを利用したところ、注文した品物が届かなかったり、届いたものが粗悪品だったりすることが増えているという記事です。

 トラブル件数は12年が1997件、13年は4215件と急増中だということですが、実際の件数はもっと多いのではないでしょうか?

 今から5年ぐらい前、私は早期退職後の仕事の一つとして、自力で出来そうな海外輸入品のネット販売を考えていたことがあります。当時はヤフーオークションも結構利用していて、自宅の不用品をかなり売却しました。

 一方で海外のからe−bayを使って、自分が聞きたかったCDなんかを輸入することも覚えました。ちょうどその頃早期退職について考えなくてはいけない時期になりました。

 そこで海外から面白そうなものを輸入して国内で販売し利ざやを得る、ということをまじめに一時期考えていて、実際に1年近く試みたことがあります。

 輸入したのは主としてハワイアン雑貨、CD等です。結果はどうだったか?もちろんオークションですから安く買えるものもありましたし、いいなと思っても価格が高くなり買えなかったものもあります。

 そうやってなんとか買ったものを今度はヤフーオークションで売り出します。タイミングよく高く売れたものもありますが、売れ残りも出ました。

 CDなんかは、人気があると思って買ったら、輸入している間に人気が落ちて売れなくなったものもあります。(輸入には1〜3週間かかったと記憶しています)結局素人の場合は、かなりがんばっても、そう簡単には利益が出ないなというのが結論です。

 そんな中、上記の新聞記事に関連していますが、いわゆるCDの中にプロモーションCDを混ぜて送ってきた業者があります。評価を見るとそれほど悪い評価は無かったのですが、海外からの申し込みということで甘く見られたのかしれません。

 確かに安いのですが、プロモーションCDは基本的に販売できませんから、結局自分で聞くしかありません。当時は「なるほどなあ、こういうこともあるんだ」と輸入物品の危険性について改めて教えられたと思っていました。

 その後こういったことを含めて、海外輸入で利益を上げられるかどうかをかなり検討したのですが、結局輸送コスト、粗悪品の混入率、国内でのオークション販売の手間隙を考えると、一人でやるには割に合わない仕事だと思い、現在は本当に欲しいものがあった場合と、自宅での不用品の販売で利用するだけになっています。

 ごく普通に見えるオークションサイトでも、そういったちょっとした粗悪品というのはちょくちょくあるようですから、海外輸入代行とか、海外商品を安く手に入れる、というサイトを使うにあたっては、相当神経を使う必要があるなと今でも思っています。

 ちなみに新聞記事では、決済に現金を振り込むより、クレジットカードを使うことによって、多少リスクが軽減されると書いてあります。

 結局、「安いものにはリスクが伴う」ということであり、そのリスクを覚悟してチャレンジしないと後悔するということになりそうです。


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