主要銀行の退職金運用プラン

この預金だけはお勧めできます(2012.2.17)
 
 今年の3月あたりから、団塊の世代の最初の年代が65歳となり、順次本格的な年金暮らしに入ります。つまり今後5〜6年間で、大量の年金暮らし者が増えると言うことです。

 それを見越してか、先日も書きましたが、テレビではやたら医療保険のコマーシャルが増えています。

 逆に現場では大量のベテランが抜けると言うことを意味していますので、今後10年間ぐらいは、企業の浮き沈みが激しくなるように思えます。

 つまり後進の指導を怠り、ベテラン任せにしてきた企業はこれからどんどん衰退し、若手の育成を黙々と続けてきた企業が急に伸びてくるはずです。

 それはそれとして、この時期になると主要銀行が退職金目当ての特別金利を設定した定期預金プランを打ち出します。

 一時的に大きな金利を提示して、退職者の大口預金を確保しながら、口座数を増やすという目的が銀行側にあるようです。

 一方、利用者側としては日頃から0.0△%というような低金利に泣いているわけですから、当面必要のない余裕資金があるようなら、これを利用した方が良い、と私は感じています。

 実際早期退職時にある程度のお金を退職金から定期預金に回し、残額を生活費の補填にまわしていますが、定期預金の方は結局年間で数万円という大きな利息が付いています。(1年だけですが)

 ただ金利の見方には注意が必要で、例えば年率2%と書いてあっても、それは初回適用金利であって、その初回とは三ヶ月ぐらいのことが多く、結局2%÷4=0.5%という値が利息になるだけです。(しかもここからさらに20%が税金で取られるのですから、これはひじょうに腹が立ちます)

 2012年2月現在で、主な銀行の金利と期間を以下にまとめておきます。(順不同です)

銀行名 金利(%) 期間(月数) 1000万円での利息(円)
みずほ銀行 1.7 34000
三菱UFJ 0.503 12 42400
住友信託 1.8 36000
三井住友 1.4 28000
りそな 1.0 40000

 
 それぞれの銀行により、預け入れの最低金額が異なります。また三菱UFJ等は利息は高いのですが、預入期間が長くなりますので、中途解約の可能性がある場合利用しない方が無難です。


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