老後の金銭感覚は現役時の半分

現役時代から月1万円の積立で老後が楽になります(2013.10.23)
 
 我が家は現在一ヶ月の生活費が、125000円ぐらいだと思います。(私と息子の昼食代、私のアルコール代を含めたすべての食費、その他日常的に出ていくお金の合計)

 現役時代は3人家族で、しかも定収入があるという安心感から、たぶん20〜25万使っていたのではないでしょうか?そんな中、住宅ローンを繰上返済しながら、少しずつ将来に備えて預金。

 とはいうものの、ある程度の額が貯まるとローンの繰上返済をしていましたから、特定の額以上はなかなか貯まりませんでした。それでも繰上返済をすると言うことは、貯金と同じだと思っていました。

 当初3000万以上あった住宅ローンは、利率の低い変動金利に設定し、さらにより金利の低い金融機関に借り換えをしたり、ともかく借金そのものがあまり好きではないので、少しでも残債を減らそうと思っていました。

 ローンは40歳ぐらいで借りて、返済期間は30年前後に設定していました。当然ながら30年後は70歳ですから、その頃に年金から返済するのは厳しいわけで、退職金で一括返済を考えていました。
 
 しかし退職時期の残債を見ると、まだかなりの金額が残っていることが分かり、ともかく少しでも繰上返済をせざるを得ないと判断。

 その結果57歳の早期退職時点で残債は数百万になっていました。この残債の額が、早期退職を考える上で好条件となりました。もし1000万もの残債があったら、早期退職には踏み切れなかったかもしれません。

 結果だけを見れば、およそ17年で利息も含めて3000万ぐらい返済したことになります。

 一方で返済しながら貯蓄もして、さらにハワイに遊びに行くということもやっていました。やたら金があるように思えるかもしれませんが、月々の生活費が25万なら年間で300万。ローンの返済が180万。貯蓄が年間で50万ぐらい?ハワイ旅行が家族で60万と考えると合計590万。

 実際にはこれ以外に税金や保険を支払っているわけですが、50歳代で年収700万ぐらい?妥当な線だと思うのですがいかがでしょうか。

 で冒頭に戻って、現在の生活費は125000円。年金、非常勤講師、ネットの副収入等で今年の年収はたぶん約270万ぐらい。使うお金もレジャー費も含めてそのくらい(ここのところ旅行が増えているのでちょっと赤字ですが)なので、現役時代と単純に比較して、半分以下の消費額になっています。

 ということは、私の金銭感覚の上では、1万円の価値が現役時代より2倍に増えた、みたいな錯覚をおぼえるときがあるということです。

 つまりうまく文章で書けないので歯がゆいのですが、現役時代に貯蓄した1万円は、老後には2万円の価値があるように思えるということです。

 裏を返すと、現役時代に例え月1万円でもいいから貯蓄が出来れば、これを30年間続けて360万。これを老後の10年間に振り分けて年間36万。月に3万の自分年金を作り、通常の年金に加算できれば、生活はすごく楽に感じると言うことです。


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