資産形成に節約は必要ですが

自分の生活は自分で守る意志決定が必要(2013.10.25)
 
 ペットボトル飲料に八つ当たり気味の記事を昨日は書きましたが、一般の主婦の目線から見れば、私が毎日のように飲んでいる500mLの発泡酒も無駄金だろう、と言われそうです。

 この値段が1缶160円ぐらいですから、一ヶ月毎日1本飲み続ければ4800円。実際には350mLにしたり、焼酎を飲んだりしていますので、今の我が家の一ヶ月のアルコール代は5000円前後になります。

 だったらペットボトルだって似たようなもんじゃないかという論理になるのですが、ペットボトルや紙パック飲料の多くは、水道の水で代替できるのに対して、発泡酒はアルコールを含むために水道とは明らかに異なります。

 と言っても単なる言い訳だと言うことは分かっていて、今後家計が更に苦しくなれば、こういった嗜好品を節約しなければならない時が来るかもしれません。

 その意味ではタバコなんかも、つい買ってしまうもののように思えます。しかもこちらの方が高いし、場合によってはタバコが元で健康を害し、そのための医療費が嵩むなんてことも考えてしまいます。(私は吸っていませんが)

 ただ、私のアルコールもそうですが、どうしても手放せないものはありますね。若いときは、「よし明日から肝臓のために思い切って断酒だ」と叫んで頑張ったこともありますが、60歳になると、飲み方も落ち着き、飲む量もよほどのことがない限り一定量になり、健康を害するような飲み方はしなくなります。

 また頭の片隅では、居酒屋に行ってビール大瓶を1本、焼酎を数杯飲んでつまみを頼めば、1回3000円前後の出費になることも分かっていますから、「それに較べれば・・・」という自己弁明もあります。

 結局一ヶ月どの程度の浪費?が許されるかと言うことだと思いますが、額を多くするなら収入を増やし、収入が少ないならそれに応じて節約をするしかないわけです。

 稼ぎもないのに贅沢な暮らしをしたいと思うのは、やはり身勝手な要求ですね。ただ最近の世相では、稼ごうと思っているのに稼げない。いくら仕事をしても、暮らし向きがほとんど改善しないという低所得の問題が大きくなっているようには思います。

 これは派遣労働やパート労働が増えている事も原因の一つだと思いますが、現状の自民党の政策は、口では所得増を言い、給料上昇と言っていますが、その恩恵は一部の優良企業に偏り、本当に厳しい労働条件で働いている人たちは今後ますます厳しい世の中になるような気がして不安です。

 ではどうすればよいのか?と言うことになるわけですが、個人的な生活レベルにおいては、やはり上に書いたように極力無駄を省くしかないように思います。

 その上で、国や政治的レベルで現状を変えていこうと思うなら、やはり選挙の活用でしょうか。人の意見に流されず、自分の生活を助けてくれるような候補者を自分で選択して選ぶ事が必要だと思います。

 台風27号が近づいてきて、政府の対策関係者が、「避難勧告の有無に関わらず、自分で判断して避難を」と呼びかけていましたが、まさにその通りで、「自分の生活は自分で判断して守る」という能動的な動きが今後ますます求められるのではないかと思います。


表紙に戻る 資産の管理運用 資産形成の効率化