投資の話題が増えている理由

2017.11.9

 このところ株式投資の話題が増えているなあと自分でも思っているのですが、その理由を書きます。以前も書いたように家計簿を見ると、昨年に比べて食材費が妙に上がっています。

 理由は何回か書いていますが、原油が上がったから来月からのこの食材が値上げ、今年は魚が不漁だから値上げ、天候不順で野菜が値上げ、飼料代が上がっているので肉の値上げ等、時々新聞に値上げの記事が出ています。

 しかし、その後一時的に値上げの要因となった現象が解決しても、もとの価格に戻ったというニュースはほとんどありません。

 つまり何らかの理由で値が上がり、その後原価が少し下がっても、消費者は値上がり前の値段を忘れていますから、例えセールとして少し安い価格で提供したとしても以前より高くなっているのではと疑っています。

 この辺りは、家計簿に詳細な個別の食品の価格を記録しているわけではないので、たぶんそうなんだろうと憶測で書いていますが、ネットを検索すると、表面上値上げはしていないものの、内容物の重量が減ったとか、個数が減ったという書き込みも見られます。つまり値段を迂闊に上げられないものは、その容量を減らして対応しているということです。

 というわけで、物価はさりげなくじわじわ上がり、一方で年金は頭打ちで上がらず、逆に社会保障費も少しずつ上昇しているようですから、いわゆる可処分所得(所得から税金や社会保険料等を除いた自由に使える額)は年々減っているので、生活はどんどん苦しくなるということです。

 これは今現在働いている世代も同様で、安倍総理の掛け声で給料はわずかずつ上がっているのかもしれませんが、その上がり方と物価上昇+社会保障費の負担増を比べると、明らかに後者の方が大きくなっているということです。

 ただ給料生活者の場合は、年齢が上になるに従って収入自体は自然増になりますので、負担増の割合は、収入が全く増えない年金生活者に比べて少ないのかもしれません。

 ただし年金生活者の場合は、もちろん人にもよりますが、退職金をもらい、住宅ローン等も支払い終え、子育ても終わっていれば、現在の年金でもそこそこの生活ができる場合もあるようですから、そういった実態を見て、シニアから若者への所得の再配分の方法をいろいろ画策しているのだと思います。

 というわけで、私の場合、今の年金暮らしのまま、物価がほとんど上がらなければまずまずの生活をして人生を終えることができるなと思っていたのですが、どうも事態はそんな悠長なことを言っていられないのではという気がしてきました。

 そういった意味で、人生100年と経済雑誌には書かれていますが、少なくとも85歳ぐらいまでの、物価上昇を考えた対策を講じないといけないなとも思うようになってきました。

 その一つの方法として、この先10年ぐらい投資信託を積み立てたり、株式投資で利益が得られれば、少しゆとりを持った老後の生活ができるのではという気もしています。

 そんなわけで、老後の生活費を少しでも多くするというのが基本的な目的で、一攫千金とか、10倍銘柄を当てようなんて言う気はさらさらありません。

 ちなみにセゾン投信ですが、最初は月4万ぐらいから初めて、今は月6万の積み立てを行っています。原資は退職金です。これを少しずつ取り崩して投資信託を購入しています。

 2014年から初めて、だいたい4年ぐらいが経過していますが、解約は一度もしていません。現在の元金は250万ぐらいで、その評価額は293万ぐらい。

 このペースであと少なくとも5年ぐらいは積み立てれば、計算上の評価額は900万ぐらいになりそうです。(複利8%で計算しています)

 これに私自身の株式投資の成果を上乗せすれば、10年後には安泰かも、というような予想をして、株式投資に力が入っています。

 ちなみに今日は富士製薬を売却しました。今日の決算発表はかなり良さそうな雰囲気で、月曜日も上がりそうな気もしますが、全体相場が調整含みになってきたようなので、利益が出ているうちにと思い、確定しました。

 9/1に3800円で買って、本日4255円で売却したので、4.5万ぐらいの利益です。一方短期勝負と思い11/2に6800ヨコオを1544円で買ったのですが、昨日決算発表がありサプライズがなかったので、予想と違ったということで、今日1465円で損切りしました。こちらは8000円程度の損失です。 


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