定年後の目標が生活を律します

退職後、何もする必要がなくなると困る人がいるかも(2012.5.24)

 早期退職をした翌月の4月1日には大きな開放感を味わいましたが、その後2年ちょっとの生活を送る中で、自分で律した規則正しい生活が必要だなと言う認識を強く持ちました。

 幸いにも早期退職をした翌年から非常勤講師の職を持つことが出来、社会から隔絶された場所で家庭生活を送る、と言うことにはならず、また息子が高校生なので、弁当作り等、ある程度朝早く起きてやらなければならないこともあって、今日まで比較的規則正しい生活が続いています。

 すなわち朝は6時過ぎに起床。弁当を作り、朝食を食べ、息子を送り出し、食器の片付けやら洗濯やらゴミ出しを行い、仕事がある日は私も出勤。

 仕事がない日は、授業のためのプリント作りや教材研究。余った時間で、年金補完を目指しグーグルアドセンスで少しでも収入を得ようと、今書いているこういったブログやホームページを作成。

 だいたいこういった自宅で行う準仕事は8時ぐらいに開始、と言うのが定着しています。別に8時から必ずやらなければならない、というわけではありませんので、自由度は大きいです。

 その後通常の仕事と同じように、1時間か2時間ごとに区切りを入れ、ちょっとコーヒーを飲んだり、家庭菜園の様子を見に行ったりして気分転換。

 昼食を食べ、買い物に出かけ夕食の食材を購入。(以前は買い物時に昼食を店で食べたりしていましたが、最近は経済性を考えて自宅が多くなりました)あちこちのスーパーを回ったり、本屋さんを覗いたりしていると、いつのまにか2時ぐらいになっています。

 帰宅後は再び1時間ほどブログを書いたりして、その後は家庭菜園の世話やウォーキング。あれよあれよという間に夕方になり5時になれば夕食準備。

 息子の帰りを待って食事をして落ち着くのは8時ぐらい。テレビはニュースと笑点以外ほとんど見ないので、食後は読書やレンタルDVDを楽しんだり、ホームページ作成をさらに行ったりと、まあ1日休みでもあっと言う間に寝る時間が来ます。

 充実した生活だと思っていますが、もしまったく制約がなく、お金を稼ぐ必要もなく、子供の世話をする必要もない、家事は奥さんがやってくれる、という絵に描いたような楽隠居の生活だったら、はたして今のように規則正しい生活が続くかなと言う不安も感じます。

 特に3月まで現役でバリバリやっていた人が、4月から突然仕事がなくなり、しかも家にいてもすることがない、という状況に置かれたとき、自分で自分の生活を律することが出来るか、と言うのは老後の大きな問題になりそうです。

 中には稼ぐ必要はないけど仕事があった方が気楽だ、という人もいるのではないでしょうか。そうゆう人たちもいずれは仕事に就けなくなる日が来るわけで、そのとき何をするのか、ということを現役時代から充分に考えておかないといけないのだろうなと思えます。
   
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