近所の高齢者の生活実態

65歳以上の高齢者は何を楽しんでいるのか?(2013.6.18)

 私の近所には、私よりも5〜10歳ぐらい年齢が上で、それでいて健康状態が特に問題なさそうな(詳しいことはもちろん知りませんが、日常的に挨拶をするときなどに感じます)方が大勢います。

 その方達が普段何をやっているのかなと言うのが時々気になります。お会いするのは朝のゴミ捨てが多いですが、これはだいたい夫婦の場合奥さんの役目になっているように思えます。若い方では、出勤途中にゴミを出すサラリーマンの方も見受けます。

 ゴミ出しの後、家庭菜園の世話をしたりしていますが、その時にお会いするのは旦那さんの方。天気の挨拶なんぞをして、後はひたすら除草作業。皆さん、黙々と自分の好きな野菜を作られています。

 女性陣は時々近所で昔ながらの井戸端会議をやっていますね。でも私の母親の時代を思い出すと、その頻度は格段に低いような気がします。

 この年齢では、皆さんお孫さんがいますので、時々一緒に散歩をしたりしているのを見かけることもあります。ただ子供さん夫婦と同居している世帯は少ないようで、たまに実家に子供さん夫婦が戻ってくるときに、一緒に遊ぶという感じでしょうか。

 昨日書いた老人会ですが、朝ちょっと調べてみたら、私が住んでいる市では40以上の組織があると市のホームページに書かれていました。

 しかし何をやっているのかはよく分かりません。ただ市の広報を詳細に見ていると、時々そういった老人クラブのような集まりもあるみたいです。ただ個人的に言わせてもらうと、名前が良くない。もう少し気のきいた名前にならないもんかなと思います。

 それ以外では、日曜あたりにはゲートボールを楽しんでいる方もいるみたいです。都会と違って、そこそこ広場がありますので、マイスティックというのでしょうか、専用の棒?を担いで自転車に乗っていく姿を見かけますが、皆さん元気いっぱいです。

 最近はメダルゲーム場でシニアが遊ぶなんていうこともあるみたいですが、確かに近所のショッピングモールに併設されているメダルゲームの場所には、平日結構お年寄りの姿が目立ちます。

 他にはどんな楽しみがあるんだろうと、ネットで検索してみると、やはり旅行に出かける人も多いようです。またツタヤさんにDVDを借りに行くと、平日はお年寄りの姿も見られます。

 よく仕事一途の人が退職をして、することがなくて家でゴロゴロという表現を見ますが、我が家の近所の人たちは、皆さんやるべき事を見つけて楽しんでいるように思えます。

 団塊の世代を含めて、私より年代が上の世代は、自分で考えて行動しないと生きていけないという過酷なサラリーマン生活を送った方が多いと思われるので、そういった考え方が今も活きていて、積極的なシニア生活を送っているのかなとも思えます。

 人から勧められたからやるのではなく、「これが面白い」とか「これが健康によい」と自分で判断して、生活の中に取り入れている方が多いような気がします。
   
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