大事なことは
自身の健康とコミュニケーション

老後に対する不安とその解消方法は?(2013.12.1)

 12月下旬に再びバンコクに遊びに行こうと思い、これまで使ってきたボロボロの中型ソフトスーツケースを、散々悩んで新しいものと交換することにしました。

 スーツケースというと「rimowa」や「サムソナイト」が有名なようですが、値段を見るとちょっと手が出ない。

 かといってネットで調べてみると、1万円内外のものはすぐに破損する可能性が大きいとのことで、ここのところ海外に行く機会が増えているので、思い切って少し良いものをと考え、悩みまくりました。

 近くにあるスーツケースのお店で、実際に手にとって固さや重さを確かめ、さらに先日はアウトレットモールまで行き、値段を確認。モールのおじさんに散々質問をして、買う直前までいったのですが、最後に通販の値段を調べてみようと思い帰宅。

 ネットで見るとほぼ同じ金額でしたが、こちらはマイレージ関係に移行できるポイントがつくということで、アウトレットのおじさんには申し訳ないことをしましたが、「エース」という会社の定価4万円ほどのものを購入。これを大事に使い続けようと思いながら、到着を楽しみにしています。

 ところがところが、そんな苦労をあざ笑うかのようにバンコクでデモが再燃。私がいつも歩いているようなところでも先日デモがあり、今日は遂に死者が出たという報道も。まだ旅行には3週間ほどあるので推移を見守っていますが、ちょっと複雑な気持ちです。

 さて、老後の生活に関するアンケートを見ながら、自分自身の生活環境と照らし合わせています。アンケートの最後の方に「老後の不安を解消するために必要なこと」という設問がありましたが、結果には少し違和感を持ちました。

 複数回答ですが第一位は、「年金、福祉、介護関係の是正」。第二位が「資産」。第三位が「医療制度」。第四位が「雇用制度」。第五位が「仲間、身内」という結果です。

 制度的なものと自分自身で出来ることが混在しています。特に制度についてはそんな簡単に変わるわけが無く、変えようと思ったら選挙の投票を利用するか、自分自身が立候補するしかないように思います。

 今後はますます高齢者世代への負担が大きくなると思いますので、こういった制度に関する関心は必要だと思いますが、この制度を少し変えたからと言って不安は解消しないように思います。これは医療制度も同じように考えられます。

 次に目につくのがやはり「資産」や「家計」への不安ですね。再三書いているように、これは誰かが教えてくれるものではなく、自分自身で家計の実態を把握することが第一歩です。家計簿と将来のシミュレーションで、不安はかなり減るように思います。

 60歳になって、私自身が一番大事だなと思うこと若しくは不安に思うことは、自分自身の健康と、仲間、身内とのコミュニケーションだと思っています。

 この二つは自分の努力次第で変えられる可能性があります。であるなら、毎日少しずつ前向きに努力する必要があるのではと自分に言い聞かせ、ウォーキングに励み、旅行に行き、非常勤講師の仕事をして、家庭菜園で作った野菜を実家に持っていき母親と話す、ということを繰り返しています。

 しかしだからといってすべての不安が消えるわけではありません。どこまでいっても不安と悩みは尽きないと思っています。人生って面倒だなと思うこともしばしばです。 
   
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