何かを買うと何かが欲しくなる?

独り者の買い物音痴は、商品選択が大変(2013.12.16)

 22日から再びバンコクに行き、夜の飲み歩きを楽しんでくる予定です。今回は寒そうなのと、帰りの便の成田着がちょっと遅いので、往き帰りは車で行こうと思っています。

 昨日、車の場合、電車の場合、リムジンバスの場合の3つのコストを計算し一番安いのが電車、次がバス、そして車という順で、その総経費の差は2000円ぐらいになることが分かりました。

 幸いにも今回の日程は日曜出発で日曜に帰ってくるので、高速も空いているかなと判断。我が家からは成田まで150km近くあります。

 実はこの旅行のためにスーツケースを新調しました。これまで使っていたソフトケースは、度重なる乱暴な扱いで内部のプラスチックが破損。見るからに情けない原型をとどめないような形になっていたので、空港のカウンターで預かってもらうのに恥ずかしい思いをしていました。

 最近は海外に行く機会が増えてきたので、日本のカバン会社である「エース」のプロテカという、私にしては超高級なスーツケースを購入。

 届いたものを見て、(実は他のお店ですでに形や色を確認していましたが、購入は通販が安いようでした)「う〜ん、さすがに新しいし恰好良い。これなら空港で引きずっていても恥ずかしくないなと思ったところまでは良いのですが、次に気がついたのが手荷物バッグ

 これまで私はあまり外見を気にすることはなかったのですが、スーツケースが立派になったら、10年以上使っているハイキング用のリュックも、何だか情けなく見えてきました。

 というわけで、今度は手荷物バッグ(ショルダーバッグ)が欲しくなってきました。「これは買い物の悪循環だ」と思いつつ、フラフラと近くの店をさまよって覗いていますが、これまた今使っているバッグが1000円前後のものだったので、5000円とか10000円という数字を見ると、それだけで気が滅入ってきます。

 私は典型的なファッション音痴だと思っているのですが、どこか一部をきちんとすると、他の部分も気になってきて、徐々に全体のグレードアップを図らないとバランスが取れないんだということが、この年になってやっと分かってきました。

 また商品を見る目はまだまだ不充分だと思いますが、「おっこれは恰好良いぞ」と思って手に取ってみると10000円を越すようなバッグだったりするので、「やはり良いものはどこか違うんだ」ということが少しずつ分かってきました。

 さてどうするか?私がどんなバッグを買おうかなんて迷っている横で、やはり初老のご夫婦がバッグを選んでいましたが、やはりご主人は私同様、どうやって選んだらよいか分からないようで、奥さんに言われるままに肩からいろいろなバッグをかけてみて、鏡を見ていました。

 しかし、その姿を見て「あ〜だこうだと評価するのは、やはり奥さんの役目のようで、言われるままに取っ替え引っ替えバッグをかけている姿が微笑ましく感じられましたが、私同様、自分ではなかなか選べないんだなということもよく分かりました。

 こういうとき一人もんは辛いですね。鏡を見ても自分で判断するしかありません。というわけで、出かける度に、カジュアルなものと高級品は何が違うのかを自分の目で確かめようと日々努力しています。
   
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