繁華街の喧騒は不況知らず?

赤坂見付駅周辺は、私には海外の都市に見えました(2015.9.5)

 昨晩は赤坂見附で行われた小学校時代のクラス会に50年ぶりに参加したのですが、会場近辺で異次元の世界へ迷い込んだような印象を受けました。

 私の家は埼玉県の東上線沿線ですが、そこから都心方面は池袋が主要駅。しかし最近お台場方面や横浜中華街方面に乗り継ぎが出来るようになり、さらにその先の主要駅も含めてルートが複雑化。

 ヤフーの路線情報を調べたところに寄れば、赤坂見附に行くためには、池袋経由ではなく和光市で地下鉄に乗り換え、さらに新宿三丁目で丸の内線に乗り換えるのが良さそうと判断。

 しかし和光市乗換えは簡単ですが、新宿3丁目駅の地下道は複雑怪奇。周りを多数の人が歩いていますが、皆さん当たり前ですが迷っている人はいない。

 乗り換えは駅構内で出来るのか、いったん改札を出るのかも不明で、「丸の内、丸の内」と唱えながら移動して行くと、結局いったん改札の外へ。

 購入した切符も、改札口で戻ってきて、それを受け取って丸の内線へ。何とか乗りこみ、赤坂見附駅でホームに出たところで、なんと今日のクラス会に出席する幹事の女性から声をかけられてびっくり。

 「よく分かりましたね?」と聞くと、「風貌が変わっていなかったので」と言います。この後実際にクラス会に参加したときも「変わってないですね」という評価を頂いたのですが、自分では髪の毛は薄くなり、眼鏡をかけ、体型はガリガリのやせっぽちから初老の中年太りと変わったことを意識しているので、なんか変だなという感じです。

 この方は幹事だったので少し早めに会場到着を目指していたそうで、私は早めに行って会場を確認後、周囲のウォーキングを楽しもうと思っていました。

 この方に出会って会場探しは楽になり、すぐに周辺ウォーキングへ。それにしても周囲の飲食店の量が半端じゃない!そのすべてが煌々と灯りをつけ、「これでも食べる気にならないのか」というメニューの写真があちこちに出ています。

 その間を30代から50代の働き盛りと思われるサラリーマンやサラリーウーマンが、金曜の夜ですから多数歩き回っています。さらにそれらの人たちの間に外国人、特に欧米系の人が多数、当たり前のように歩いています。

 これらの人の一部は、路上近くに作られたオープンエアのテーブル上で、ビールのジョッキを持って英語で談笑中。この光景はまさしくハワイやバンコクで見る光景と同じです。

 「ひえ〜、ここは本当に日本か?」と思いつつ、周囲を一周。しかしあまりの喧騒にいたたまれなくなって、たまたま見つけたビッグカメラの店舗内へ。

 ここでパソコンやソフト、デジカメを見て少し気を静めてからクラス会の会場へ向かいます。それにしても久し振りの繁華街は強烈な印象でした。

 かつて学生時代は池袋近辺で飲み歩いたりしていましたが、ここ20年ぐらいは、仕事や家庭の事情で海外旅行以外こういった場所での飲食はまったく行なっていなかったので、新鮮な驚きの連続でした。

 あの喧騒を見ていると、日本の景気もそこそこ良いのではという錯覚に陥りそうな気もします。
   
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