自分の存在を世間に伝える方法

鉄道の人身事故が急増しているように感じます(2015.12.19)

  明日からバンコクに1週間ほど行くので、更新が滞ると思います。現地にもパソコンは持参するので、思いついたことがあった時だけ更新しようと思っています。

 しかしバンコク行きを前にして、急に寒くなったせいか血圧が上昇気味でちょっと困惑しています。寒さのせいだろうと思い、部屋を暖かくしているのですが、血圧にあまり変化がありません。

 まあバンコクは暖かいので、現地に行ってしまえば自然に下がるのではないかと思っています。また動き回ることも多いので、運動量も増えるはずです。

 そんな中、昨晩は血圧上昇気味のところへ持ってきて、ちょっとした出来事も起き、深夜にリビングをウロウロしていました。

 原因は息子の大学の研究室の忘年会が発端。通学に2時間かかるので、早めに帰ろうとしても帰宅は12時ぐらいになることが多いです。それはしょうがないと思っていますが、昨晩はなんと帰宅途中に東上線で人身事故があったらしく、1時間程度足止め。

 友人と一緒だったらしく、深夜2時過ぎに帰宅という状況です。しかし親からすると、男の子とはいえ、電車が止まって復旧の状態が分からないのは不安です。

 メールで連絡を取り合ったりして、場合によっては車で迎えに行くかなんてことまで考えて、ベッドとリビングの間をウロウロしていました。

 結局無事に帰宅したわけですが、ここ一か月ぐらい、やけに鉄道の人身事故が増えているように感じます。事故が起きるたびに1〜2時間電車はストップ。鉄道会社も困っていると思いますが乗客も辛いです。

 原因ですが、はっきりした統計は開示されていないようです。ただ転落、接触といった、いわゆる通常の事故はそう簡単に起きそうもないので、やはり自らの命を投げ出すという人が増えているのかなと思え、詳細な情報が隠されているだけにかえって不気味です。

 老老介護に疲れ果て伴侶を自分の手で、なんていう事件が昨日だったでしょうか報道されていましたが、政府や一般庶民がまったく感知しない部分で、想像を絶する貧困や苦労、孤立という問題が生じているような気がします。

 そして今後高齢者はさらに増えるわけですから、もし人身事故を起こしている人の年齢が高齢者なら、こういった事故もさらに増加するように思えます。

 市レベルでは、こういったことに敏感な地区で対策を練りつつあるようですが、有効な対策があるのかと考えると、妙案は浮かんできません。

 しかし鉄道という公共輸送機関で事故を起こしているということは、心理的に考えると、最後は自分の存在を世間に伝えたいという気持ちがあったのかなという気もして、そう考えるとますます愕然とします。
 
   
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