言葉だけで選ぶのは実に難しい

参議院選挙開始、人を選ぶ指標は?(2015.6.22)

 参議院選挙が始まりました。だいたい選挙前は、政権与党が人気を得るためか、たまたまなのかは不明ですが、株が上がることが多いです。

 そう思って、今回はどうかなと若干期待していた部分もあったのですが、イギリスのEU離脱問題による円高傾向で株の方は低迷しています。

 ただし23日の結果次第では、大きく動く可能性もあります。もちろん大きく上がるかもしれないし、下がるかもしれません。ひところ客観的な景気の指標として日経平均の上昇を自慢?していた安倍総理も、最近は株のことをあまり口にしなくなったなと思っています。

 いくら日銀が金融緩和を行っても、その瞬間だけカンフル剤や頓服のように効果が表れるものの、その後はだらだらとしたデフレ傾向?が続いているような気もします。

 これまた「景気が上昇しないのは外部環境が悪いからだ」といずれ言い出すのかなと思っています。

 昨日夜のニュースかなんかで、18歳以上の高校生が今回選挙権を持つことになり、日本の借金財政をどうすれば解決できるかというようなことを考える番組がありました。

 番組では新しい税金の創設という案が1位になったようですが、今の若者たちになるべく影響が少ないような財政を考えるとすると、消費増税を先送りにしたなら、やはりそうれに代わる財源(税金)を探さないといけないんだろうなという気はします。

 その場合は、やはりお金を潤沢に持っている人や企業からある程度徴収するしかないわけで、人を対象にするなら相続税や贈与税のさらなる見直しが必要なのかなという気はします。

 また辞任した舛添元都知事さんのように、大きな別荘を持つ余裕がある人からは、年収に応じた固定資産税なんてのはどうか、なんてつい考えてしまいます。

 当然ながら自分がそれだけの資産を持っていたら、少しでも税金を逃れようとジタバタするだろうなとは思いますが、庶民目線からは、生きていくために必要ないような芸術品の購入なんかも、単なる消費税だけでは少ないような気がします。車と同じように、何らかの芸術税?があっても良いような気がします。

 まあいろいろ考えることは出来ますが、実際には、資産を多く持っている人が政治家となり法律を作っているわけで、政治資金規正法等を見ればわかるように、都合の悪いことはなるべく避けたいというのが本音だと思います。

 そのあたりの本音と建て前をうまく見分けないと、ろくでもない政治家を選んでしまうという結果になります。しかしその選別は難しい。選んでみたら、態度が豹変したなんてのは、まあよくあることです。

 ただ、後でろくでもないことをやったことが分かった時、反省の態度を見せずに、妙に強気になったり、様々な言い訳をしたり、誤魔化そうとしたり、なんとか正当化して相手を言いくるめようとしたり、はぐらかしたりする人だけは避けたいなと思います。

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