政治資金の不透明な流れ、我々の税金は?(2014.10.20)
小渕大臣が辞任をせざるを得ない状況になってきたようです。政治資金収支報告書の記載が不透明ということのようですから、金額の大きさから考えても、当初から辞任になる可能性が大きいだろうなと私も思っていました。
それはそれとして、支持者が会費として収めた1万数千円に対して、交通費や食費、観劇費用のトータルはあまりに大きく、その費用がどこから出たのかということが気になります。
政治資金管理団体というのは、文字通り資金を管理している団体だと思われるので、商品を売って利益を得るような会社組織とは違うはずです。
では会費と観劇代の実費の差額はどこから補填されたのか?小渕さんのポケットマネー?どうやらものすごい資産を保有しているようですから、当然その程度?の金は補填できると思いますが、そうなったら買収行為となりそうです。
だとすると企業等からの献金?これはありそう。個人からの献金もありそう。所属政党からの運営費。政治団体間の資金のやりとり?庶民があまり気にしない(気がつかない)部分で大きなお金が動いているような気がします。
こういった事に関する知識はゼロの状態で書いているので実態は違っているかもしれません。政治資金規正法というのがあるみたいですが、その内容もよく理解していません。
ただ嫌だなと思うのは、我々の税金から議員さんへの歳費が支払われ、さらに政党には政党交付金が支払われていて、そういったお金が回りまわって特定の支持者の観劇代に使われた形になっていたかもしれないと思えることです。
野党もマスコミも「辞任するのかしないのか」という表面的な進退のことばかり追及していますが、どこからそんなお金が生まれているのかということを、もう少し詳しく追求できないものかなと思えます。
ただもしかすると、これは国会議員さんの誰もが多かれ少なかれ似たようなことを行っていて、あまり細かく追求すると自分にも影響が出ると感じて尻込みしていしまう議員さんもいるのではと思われます。
であるからこそ、収支報告書の記載が不備、という部分に強く焦点をあてて、お金の動きは把握させないようにマスコミを誘導しているようにも思えます。
しかし知りたいのは、小渕さんに限らず、こういった不透明なお金の流れが現実に存在していて、そこに我々の税金がつぎ込まれている可能性があるかどうかということです。
辞任云々ではなく、お金の流れという部分が今後どのくらい明らかになるのか少し注視したいと思います。
ただし今日の記事は上にも書いたように、こういった方面の知識はほとんどありませんので、考え方が根本的に間違っている可能性もあります。
その場合は、知識のない一般的な庶民は、こういった問題に対してこんな見方をすることがあるという事例の一つだと思っていただければ幸いです。
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