アベノミクスとは一体なんだったのか?

値上げばっかりでアベノミクスの効果を実感出来ません(2014.11.11)

 私が朝食で、コストパフォーマンスと栄養価を考えながら、メザシにしようかアジの干物にしようか悩んでいる一方で、世間の物価は容赦なく上昇。今日の新聞には「味の素」が家庭用の冷凍食品を値上げ、という記事が出ています。

 来年2月から3〜10%値上げすると書かれています。我が家が良く利用するのは、定番ですが「餃子」。一時期手作りに挑戦したこともありますが、手間隙と材料が余ってしまうことと冷凍食品のおいしさを天秤にかけて、結局冷凍食品のほうが使いやすいという結論に落ち着いています。

 そこで実際にこの製品を折に触れてスーパーで買っているわけですが、その価格差には大きな開きがあってびっくり。安いところでは200円弱。高いところは350円前後。

 当然安いところで買うわけですが、これは私が我が家から半径3kmぐらいのところにあるスーパーを自転車で走り回って価格を比較しているから分かることです。

 一方私の実家の母親は、家から100mぐらいのところにスーパーがあるので、そこで普段から買い物をしていますが、足の問題もありそこしか行くことが出来ないため、他のスーパーと価格の比較が出来ません。

 つまり自分が買っている商品が実勢価格より高いのか低いのか新聞広告等をこまめにチェックしない限りわからないということで、ある意味そのスーパーは独善的な価格設定をしているようにも思えます。(たまに母親を車に乗せて近隣のスーパーに出向くこともありますが、「安い!」と言っています)

 というわけで、高齢になると近所のスーパーを使わざるを得ず、そのスーパーが値上げをしていけば、家計はどんどん苦しくなるということになりそうです。

 またそういった不便さをカバーするのがコンビニだと思いますが、生鮮食品の種類は限られ、値段設定もやはりコンビにという性格上、流通の問題もあるのか高めの設定になっているような気がします。

 従って、家計のスリム化を計るためには、自分がいつも買う商品の実勢価格を覚えておいて、それより安いときがあったら保存が効くものについては少し多めに買うことで家計の防衛をするこしかありません。

 しかし味の素のように、卸価格が上がってしまえば、それはいずれ小売価格に反映します。こればっかりは避けることが出来ません。幸い冷凍食品ですから少し多めに買って冷凍庫保管ということになりそうです。

 ただそう思って大量に買いすぎると食べきれないとか、多くの場所が必要になって、冷凍庫が餃子だらけになり他の商品が入らないという弊害も生じます。さらにそうなると冷蔵庫内の冷却能力も下がりますから、余計な電気代が必要になります。

 さてどうするか?今後もこういった値上げが続くなら、改めて手作り餃子の出番かなという気もしています。これなら材料の皮とひき肉を買ってくれば、後は家庭菜園の野菜でなんとかなりそうです。

 とはいうものの値上げは当然餃子だけではなく、記事ではグリコもアイスクリームを値上げとも書かれています。こうなってくると、手作りにも限界があります。

 「こんなはずじゃなかった」と感じている人が増えているのではないでしょうか?当然生活が豊かになるはずだったアベノミクスとは一体なんだったのかということも気になってきます。

 華々しく出発したアベノミクスですが、いつまで立っても第3の矢が放たれた兆候は見えてきません。ただし首相官邸のHPを見ると、実績が強調されています。ではなぜそういった実績を実感できないのか?実に不思議です。


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