一人で生きていくための耐性

ハワイを楽しみながら孤独死について考察(2015.8.10)

 ハワイ9日目の昼過ぎです。先ほどワイキキからバスで30分ほどのところにあるチャイナタウンで、海鮮焼きそばの昼食を食べて、帰りにアラモアナショッピングセンターという巨大なモールの本屋さんへ。

 オアフ島のハイキングコースの本がないかなと思ったのですが、分かりやすそうなものがありませんでした。今回はひたすら歩く旅行を目指して、とにかく毎日歩いています。

 今日は午前中海のきれいなカカアコという場所を散策。ちょっと雲が多いのですが、逆にその分暑くないので助かります。

 出かける前にヤフーニュースを見ていたら、「月収、貯金が10万円以下の”下流老人”」と書かれた記事があり、他人ごとではないぞと思いながら内容を見ていました。

 現在65歳以上の高齢者は3186万人だそうですが、そのうち600万人が一人暮らしだそうです。5人に1人は一人暮らしだということで、今後この数はさらに増えると予想されています。当然私も息子が独立すれば、その人数に数えられるのかなと思っています。

 さらにその中の何%かが、この記事で指摘されている「下流老人」に該当するのかなと思えますが、その生活内容はかなり厳しい。

 ただ同情できる部分もありますが、将来を見越した努力が足りなかったのではないかという気もします。やはり10年後20年後の将来を思い描いて計画的な生活をしないといけないのだと思います。

 もちろんそういった計画があっても、思ってもみない事件は起きますので、これは確率的にしょうがないだろうなという気はします。私の場合は、学生時代の父の急死であり、50代になってからの妻の早逝だったと思っています。

 それでも何とかなっているのは、そういった事件が起きた後の5年間ぐらいの対処によるところが大きいかなと思っています。何かあったとき、1年間は打ちひしがれても、その後の数年でそれをなんとかはねのける基盤づくりをしないといけないのだと思います。

 まあとりあえずうまくいっているので、こんな偉そうなことを書けるわけですが、大金持ちにはなれなかったけど、割とまともな、平均よりほんの少しだけ上の生活がなんとか維持できているなと今は思っています。

 ちなみにヤフーの記事では、「孤独死」についても触れられていましたが、今の世間の風潮は「孤独死は(迷惑をかけるので)いけない」という評価が多いように思います。しかし、所詮人は一人で生きていくものと考えれば、ひっそりと消えていくのも悪くない選択肢だと思えることがあります。

 ろうそくの炎のように、最後はジュワーとか言いながら、炎がふっと消えるというのも、ある意味理想なのではという気がしています。

 もしかすると孤独ということに対する耐性が、個人個人で大きくことなっているのかもしれません。一人旅を楽しめるというのは、それだけ孤独に耐性があり、自分自身の責任で行動ができるということなのではと、少しだけ自慢に思っています。

 しかしこれも、もしかすると肉親の死に直面することが多かったため、自分自身で耐性を作ってしまったのかもしれません。



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