上野の東京国立博物館へ

2019.11.7

 6時半に起きると、ちょっと冷え込んではいるものの、天気予報では今日も良い天気になりそう。朝食はパン。おかずは昨晩作ったすき焼きの残り。ちょっと贅沢な朝食となりました。

 アールグレイの紅茶を飲んで、食後にミカンを1個。息子の出勤を見送って、「さてどうしよう」と考え、昨日は結局朝迷っているうちに遊びに行く機会を失ったので、「よし今日こそ出かけるぞ」という気持ちに。

 行き先ですが、今日は都内の上野に向かいました。目的地は上野の国立博物館。科学博物館にはかつて行ったことがあるのですが、国立博物館には行ったことがありません。

 自宅からは正味2時間ぐらいかかかるので、ちょっと気合を入れないと行く気になれない場所です。なぜ国立博物館かと言えば、海外旅行で物価が日本より安いタイに頻繁に行くようになり、その関係でタイの歴史や仏教というものに関心を持つようになったからです。

 この博物館には、東南アジアの国々の展示品もあるという話でしたので、一度は行ってみたいなと思っていました。

 上野駅に着いて博物館のある公園口に向かうと平日だというのに多数の人が行きかっていてびっくり。ちょうど美術館でハプスブルグ家の展示、博物館でも正倉院の特別展示、科学博物館では「ミイラ」に関する展示もあったようで、そこに上野動物園に向かう人も加わり駅周辺は大混雑。

 その波の中を博物館に向かいます。博物館に到着し、先ずは「チケット購入だ」とチケット売り場に向かうと50mぐらいの行列。どうやら正倉院展に向かう人が多いみたいです。

 券売機は7〜8台並んでいましたが、その内3台ぐらいは発券中止となっていて、どうやら想定外に券売機も重労働を強いられているようです。

 何とかチケットを購入し、目当てのアジア館に向かうと、周囲を歩く人は激減。正倉院展の方は40分待ちという表示が出ていましたが、確かに100mぐらいの行列ができていました。

 アジア館は、今日は本当に開館しているの?と思えるぐらい人影がありませんでした。中に入ると5階建てで、順路等は示されていなかったので、案内のお姉さんに見学コースを尋ねると、「上から順に見学するといいですよ」と教えてくれました。

 というわけで5階から順に見ていきましたが、確かに見所多数。ただ私が見たかったのは地下にあった土器。説明文には紀元前1千年のタイ北東部出土の加彩陶壺と書かれているだけで、詳しい説明はナシ。

タイ北東部出土の壺

 しかし今回はこの壺を見に、わざわざ上野まで行ったわけで、とりあえず満足。

 その後本館を見学。こちらは日本の古い芸術の展示という事でしたが、「こりゃすごいかも」と最も感銘を受けたのが歌川国芳さんが書いた「鍋島の猫」という作品。

鍋島の猫

 猫の目に異様な迫力を感じました。

 結局博物館に9時半頃着いて、12時半ぐらいまでウロウロし、そろそろ昼食だと思って上野駅まで戻ったものの、周囲にレストランらしきものが見当たらず池袋で昼食。

 さらに本屋さんに寄ってウロウロ。しかし都会は疲れる。しかも今日は普段以上に歩いているので、体力的な疲労もあって、結局4時ごろ帰ってきました。ちなみに歩数計は1万歩を越していました。





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