運の悪さを楽しむ余裕

天候に恵まれたケアンズ旅行でした(2014.2.19)

 昨日無事帰国しました。オーストラリア、ケアンズの気温は体感で20数℃から30℃前後でしょうか。30℃で雨が降ったりすると、とてつもない蒸し暑さになります。

 そんなときでも、寒い国からやって来た欧米人の観光客も、地元の人も、オープンエアの蒸し暑いレストランで、夕方4時ぐらいからビールを飲み始め、3〜5人のグループでわいわいやっています。

 日本で言うところの女性達の井戸端会議に相当すると思いますが、私に言わせれば何をそんなに話すことがあるのか不思議でしょうがないです。

 もっとも私だって親しい友人と飲みに行けば、2時間でも3時間でもとりとめもないことを話していますから、それと同じなのかなと思いますが、それを毎日のように繰り返すところがすごいです。

 もう少し英語が聞き取れたら、どんなことを話しているのかさりげなく聞いてみたいなとも思えます。

 そんなわけで、振り返ってみると関東地方が大雪に見舞われる直前に旅行に出かけ、大雪の影響がなくなりつつある頃帰ってきたような感じです。

 現地では最初の3〜4日が雨模様で、一時は「このまま雨が続くと辛いな」と思ってがっくりしたこともありましたが、その後は晴れ時々シャワー、と言うような天気が続き、これまたまずまずの天候に恵まれたと思っています。

 私は旅行が好きですが、これまでの旅行経験を振り返っても、割と天候には恵まれることが多いなと感じています。もちろんはるばる数時間かけて湘南海岸まで釣りに行ったものの、大雨で1日釣りが出来なかったとか、遊漁船が時化で出漁出来ず、そのままスゴスゴ帰ってきたこともあります。

 そういったとき、それを「運が悪い」と考えて、「やっぱりうまくいかないな〜」と意気消沈するか、「よしそれなら雨の日でもなんか他に出来ることをやろう」と考えるかで、その時の旅行の印象は変わるような気がします。

 「釣りがダメならうまいもんでも食うか」「思い切って雨の中で釣りを楽しんじゃおうか」「さっさとホテルや旅館にチェックインして、その中でまた何か楽しみをみつければいいや」「近くのショッピングモールにでも行ってみようか」というように、その時々で臨機応変の変化を楽しみます。

 旅行というのは「予想もしていなかった変化を楽しむ」という気持ちの余裕が必要なんだろうなと思っています。それによって、後々旅行を振り返ったとき、「天候には恵まれていた」という印象を持つのではないかと思っています。

 今回も前半雨で、こりゃ旅行を楽しめないかもと一瞬思いましたが、それが雨期のケアンズなんだから、その雨を楽しまなくてはいけない。と思った頃から不思議と晴れてきました。

 身の回りに起きる様々な事象に対して、どう捉えるかは難しい問題ですが、様々な角度から見ることを覚えると、気持ちも軽くなるような気がします。


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