地元と石川県で墓参り

2017.8.14

 他のブログにも書きましたが、今日は午前中自宅から車で30分の所にある霊園に家族と一緒に行ってきました。私が埼玉県に勤めるようになったので、今後はお墓がこちらにも必要だろうと建てたものです。

 建ててからすでに30年以上が経過しているかなと思われますが、車で気軽に行くことができるので、数か月ごとに出かけています。しかし40代ぐらいまでは、墓参りなんて面倒でいちいち行けるか、と思っていました。

 20代の時父親を亡くしていますので、墓参りの習慣や重要性というものを父親から学ぶ機会もなかったように思います。ところが、50代になってからは不思議とお墓の存在が気になるようになりました。

 私の妻の遺骨が入っているせいもあるかもしれません。その意味では、気軽に行ける距離にお墓があるのは助かるなと思っています。

 一方、祖父祖母世代以前の遺骨が入っているお墓が実は石川県にあります。こちらのお墓は、ちょっと前まで遠縁の人が世話をしてくれていたようですが、そういった方もいなくなり、今はお墓の周囲は荒れ放題となっています。

 思い切って、中の遺骨を埼玉に持ってこようかと考えたこともありますが、祖父祖母の世代の「この場所で一生を終えたい」という気持ちを考えると、迂闊に動かせないなという気持ちが強いです。

 その意味では、今後この墓は私の息子の代になったとき、どんどん朽ち果てていくのかなと思われます。お寺の方で集団墓地みたいなものを作ってくれればいいのですが、そういった動きもなさそうです。

 当然ながら我が家のお墓の周囲のお墓も荒れています。お寺さんの住職さんも代替わりしていると思われます。昔は住職さんに挨拶をして墓参りをしたような記憶もありますが、今はたまに行ってお墓を見てくるだけです。

 考えてみると、そういった状況に陥っているお墓が、空き家の増加以上に増えているのではと思われます。その先はどうなるのか?主の分からない多数の墓石だけがあちこちに取り残されて行くのだと思いますが、それをどうかしようという動きはないように思えます。

 というわけで、その墓参りと私自身の健康回復、さらには北陸グルメの堪能を兼ねて、明日から3泊4日で石川県まで行ってきます。

 いつもは車で行くのですが、今回は昨年開通した北陸新幹線を使ってみることにしました。お墓のある場所は、能登半島にあるので、明後日は現地でレンタカーを借りる予定。

 まあそれですぐ帰ってくれば、1泊2日の弾丸旅行になるわけですが、観光とグルメを兼ねて、なおかつ体力的に無理にならないように考えて3泊にしました。久しぶりに兼六園あたりを散策し、近江町の市場でお土産を購入というのも目的の一つです。

 ちなみに3泊4日の旅行を問題なく過ごせるようなら、次は飛行機を使った国内旅行。そしてその先の目下の最終目標はハワイです。

 ハワイでは、ワイキキ沖で妻の遺骨を散骨しましたので、これの慰霊も毎年の習慣です。まあ我ながら壮大な計画?だなと思っていますが、生きていくための目標があるのは良いことだなと思っています。


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