受験料だけで家計は悲鳴

受験料の納入(2013.1.9)

 今日から3学期の非常勤講師としての仕事が始まりました。久しぶりに大声を出すとやはり疲れます。ここ一ヶ月ほど、バンコク旅行以外には夜のアルコールを控えていたのですが、仕事が始まると飲みたくなりますね。疲労感があります。

 授業を終えた後、息子の大学受験のための受験料を各銀行に払い込んできました。つまらないことですが、私が口座を持っている埼玉リソナ銀行では、同じ銀行なら振り込み手数料は無料です。しかし別の銀行への振り込み手数料は数百円必要になります。

 しかも金額が大きいと何故か手数料も増えます。コンピューター上の数字をやりとりするだけで、窓口では確かに紙幣を数える回数が増えるという負担はありますが、数万円の差で振込手数料が倍近く変わるのは解せないなあと感じました。

 そういった振込手数料も馬鹿にならないなと感じて、振込先の銀行毎に現金を持って振込に行ったのですが、一番解せなかったのは三菱東京UFJ。ここでは同じ銀行なのに手数料を取られました。サービスのサの字も感じられませんでした。

 どうでも良いことですが、最近はバブル崩壊前の妙に高飛車で無愛想な銀行とはずいぶん違ったなという印象は持っています。店内に入った瞬間どの銀行も「いらっしゃいませ」と言う声がかかり、出るときは「ありがとうございました」と言われます。

 若い方達にとっては当たり前かも知れませんが、昔の銀行に較べて明るくなったなとは思います。しかし店内を歩く度に複数の係から次々と「いらっしゃいませ」の声がかかるのも、なんか過剰サービスのような気もします。

 今回私は埼玉リソナ、三菱東京、みずほの三銀行に行きました。それぞれの銀行の混雑度合いによっても違うと思うのですが、そこそこ感じが良かったのはいつも使っている埼玉リソナです。

 昔の高飛車なイメージを残しているなと感じたのが上にも書いたような三菱東京UFJ。そしてみずほは必要以上に挨拶が多く、小心者の私はかえって鬱陶しい思いをしました。

 手数料と銀行の印象は以上ですが、一方で受験料の高さに家計が悲鳴を上げています。センター絡みの受験は1.5〜1.8万ぐらいですが、いわゆる学校独自の試験への受験費用は1回につき3.5万ぐらい。

 で、一つの大学が複数回試験を行ったりしていますので、それをすべて受験すると、息子が希望しているある大学では、その大学だけで20万近い受験料が必要になります。(もちろんそんなに同一校を受けませんが)

 そういった大学を複数受験したら、学費を払う前に学費の3分の1ぐらいが消えていくような気すらします。ある意味経営苦に苦しむ大学の戦略なのかなと思いますが、受験せざるを得ない子どもを持つ親としては、その負担は本当に大きいですね。

 しかも、受験した結果無事合格となれば出費の辛さや本人の努力も報われますが、全部駄目だったとなれば、これらの費用はすべて消えるばかりか、来年度更に同じぐらいの金額が必要になります。

 受験費用や学費も含めて準備はしてきましたが、いざ数日で10万単位のお金が消えていく現実を見ると、「こいつはたまったもんじゃないな」と感じてしまいます。

 とりあえず今日で受験料の振り込みはすべて終了しました。後に残ったのは薄っぺらい領収書と、妙に数字が減少した貯金通帳だけです。まったく大変なご時世ですね。 

  
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