私立高校、私立大学の
教育費総額は1000万?

私立高校と私立大学の教育費用総額(2013.2.26)

 先日最後の大学の合格発表があり、息子の受験生活がとりあえず終了しました。幸いに合格した大学の中に、息子が行きたいと思っていた大学もありましたので、4月からは無事大学生になる予定です。

 振り返ってみると早いなあ、とつくづく感じます。小学生の頃は、連れも元気で暇があると関東近県の旅行に出かけ、夏はハワイと言うのが定番でした。

 ところが中学に入った瞬間、母親が闘病生活となり、中学3年の時に他界。この頃は私も、自分の人生の中では最悪期だなと感じます。

 息子が高校に入学してからは、親子二人の生活が始まりました。当初高校3年間を父親だけで支えられるのかなとも思っていましたが、特に悪さをすることもなく、3月の初めに無事卒業式を迎えそうです。

 この3年間、私はその前の半年の体調不良から脱するために早期退職に踏切り、自分の体を労りつつ、基本的に家庭生活を大事にするという方針で過ごしてきました。

 もちろん、この間これまでまとめてきたように、将来に対するシミュレーションを何回も繰り返して、「これで本当に大丈夫だろうな」、「何か大きな出費で忘れていることはないかな」といつも考えていましたが、今の所経済的には破綻することもなく、この1月に私は60歳となり、4月からは年金生活に入ります。

 というわけで4月からは、息子は学生生活、私は年金生活という新しいステップに踏み出すことになります。まだどんな生活になるのか、これまでとまったく違うということにはならないと思いますが、一つの節目であることは間違いなさそうです。

 ちなみに高校は私立高校でしたが、基本の授業料が月5万弱。その他に教材費や模試、検定試験等の費用もあり、トータルするとたぶん月6万程度の出費になったと思います。従って3年間で216万。実際にはこれに入学時の制服代その他で10万。

 さらに通学の交通費が月5000円程度。これが3年間で夏休みもあるので15万ぐらい?結局私立高校の諸経費は3年間で240万ぐらいでしょうか。

 ただしたまたま民主党が高校の授業料無償化政策を打ち出してくれましたので、これと市の一人親支援金(本来は生活費に回すお金ですが)を合わせて月2.5万程度の助成がありました。これらの総額が3年間のトータルで90万ぐらい。

 従って差引150万ぐらいが高校3年間の実質の負担分と言うことです。

 次は大学ですが、すでに受験費用が我が家の場合20万ぐらいかかりました。さらにいわゆる入学金が30万弱。今日振り込むのが前期の学費ですが、これが70万。後期も70万と考えると、大学1年目の諸経費は190万となります。(私立の理系です)

 しかし今後はこれに通学費(月1万ぐらい?)と昼食代がかかってきますので、月2万円が必要と考えると、大学生活1年目の基本的な費用は214万となります。

 シミュレーションでは、もともと250万ぐらいと考えていたので、家計は破綻しませんが、「少しは助成してくれよ」と文科省に泣きつきたくなる金額です。
  
表紙に戻る 子育て 子育て終了?