高度医療による医療費の増額

高額な医療費が必要になる理由(2012.8.26)

 来年度の予算編成作業が始まったようですが、どうしても必要な予算の中で、今年度より伸びが見込まれるものは医療費だそうです。

 なぜ医療費が増えるのかと言えば、高齢者が増え、平均寿命が高止まりし、その上に高度医療が発達してきたからだと思います。

 私は、このブログの他に、私の妻の闘病記「悪性リンパ腫との闘」というサイトを作っています。結果的に残念な結果に終わっていますが、命を救うためにはお金がかかる、ということを痛感ししました。

 この病気を通して、高額療養費制度(月々に支払う最大限の額が、年収によって決められている制度です)の事を知り、このことから医療保険の見直しをしました。

 具体的には、我が家の場合高額療養費制度で、月々に支払う限度額は、病院の食事代も含めて月々約10万必要でした。1日にすれば3500円程度。

 つまり医療保険で必要な1日の補償額は5000円あればよい、と言うことになります。我が家の場合、私に比べると健康そのものだった妻が、まさか大病を患うなんて事はまったく考えていませんでしたが、お守りのつもりで入っていた医療保険が、このとき活躍しました。

 それはそれとして、月に10万ぐらい払う、と言うことは3割負担で考えると、実際の医療費は30万円以上かかっていたことになります。

 どうしてなんだろう、と明細を見たり医師の説明を聞いたりしていると、1回の検査で10万ぐらいかかるものや、1錠の薬が10万近いものもありました。

 それやこれやで明細を見ると、使用した薬剤や検査料、診断料等で、月によっては一ヶ月で100万ぐらいかかっています。総額で言うと1000万近いお金が使われたのではないかと思います。

 そのうち私が実際に支払った額は200万ぐらいだと思いますが、もしそれがすべて自己負担だったら大変な事になったなと思っています。

 それと共に、健康と言うことがいかに財産として大きいかと言うことを思い知らされました。

 そういった思いもあり、今度は自身の健康維持のためにブログを書いています。「健康生活あれこれ」というブログですが、記事を書くことによって、自分自身の健康意識を高めようと思っています。

 このブログを書いていて、個人的に思うことは、早期退職前後で私の体調が劇的に変化したことから、やはり体調不良の最大の敵はストレスだ、ということです。

 在職中は知らないうちにストレスを抱えていたことが、早期退職をしてみてよく分かりました。ただ現在勤務されている方は、ストレスがあるからと言って簡単に仕事を放り出すことは出来ないはずですから、違った方法でストレスを解消する方法を常に意識したほうが良いと思います。


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